「防音性の高い物件で一人暮らしをしたい」
いきなりですが、これから一人暮らしをしようと考えている方に大事なアドバイスをお伝えしましょう。それは、物件を探すなら「防音性が高いところにした方がいい」ということです。
実は、マンションでのトラブルの原因は、「騒音」が第1位。「楽器を演奏したい」「ゲームをしたい」「友人を招き入れたい」という方は特に気を付けなくてはいけません。
そこで今回は、防音性の高い物件探しのポイントをご紹介。すでに引越ししてしまった方には、おすすめの防音対策方法をご紹介しましょう。
1. 防音性が高い賃貸物件の特徴
防音性の高いマンションやアパートを見つけるためには、まずは防音性の高い建物の特徴を理解しましょう。特徴は次の4つです。
- 構造:RC造またはSRC造の物件である
- 床:20cm以上の厚みである
- 壁:18cm以上の厚みである
- 窓:二重サッシ(二重窓)である
それぞれの特徴について詳しく解説します。
①構造:RC造またはSRC造の物件である
建物の構造は主に次の4つ。
- 木造
- 鉄骨造
- RC造(鉄骨コンクリート造)
- SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
それぞれの構造の防音性の違いは、次の通りです。
![建物の遮音等級](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0278/6561/2355/files/788943b1b18b64e52166e27fa5eb9869_8038a039-adf2-4cea-80d3-32eab5965fd3_600x600.jpg?v=1715762001)
表から分かる通り、防音性の高さを求めるなら、木造や鉄骨造では防音性が不十分。住むのであれば、RC造(鉄筋コンクリート造)またはSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の物件がおすすめです。
②床:20cm以上の厚みである
![L値の目安](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0278/6561/2355/files/L_bd21a790-2b3b-4123-b044-25077c2d2b29_600x600.jpg?v=1715762056)
床の厚みも防音性を確認する重要なポイントです。
床の遮音等級は「L値」という値で表され、数値が小さいほど防音性が高いことを示します。防音性の高い物件に住むなら、理想の遮音等級はLL-45以下。床の厚みで言うと、構造にもよりますが、一般的に床のコンクリートの厚みが20cm以上あるのが理想です。
なぜ、床の防音性を重視する必要があるのか。冒頭で、マンションのトラブルの原因は「騒音」が第1位とお伝えしましたが、騒音の中でもトラブルの原因は「足音」が第1位なんです。
つまり、床の防音性が低い物件に住んでしまうと、騒音トラブルに巻き込まれてしまう可能性がぐっと上がるのです。
③壁:18cm以上の厚みである
![D値の目安](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0278/6561/2355/files/D_600x600.jpg?v=1705546173)
床に対して、壁の遮音等級は「D値」で表されます。
壁の厚みの理想は18cm以上。とくに、マンションやアパートなどの集合住宅において、隣の住戸の境目を仕切る壁「戸境壁」の厚みはチェックしておきましょう。
④窓:二重サッシ(二重窓)である
二重サッシ(二重窓)とは、窓枠と窓が二重構造になっているものです。窓は、壁に比べて厚みが薄く、屋外からの音が入り込みやすいという特徴があります。
そこで、窓が二重サッシになっていると、屋外と屋内に空気の層があることで、騒音を和らげる効果が期待できます。
二重窓は、防音室が完備している物件であれば、備え付けられている可能性があります。しかし、実際のところ、一般的な物件では、サッシが二重になっていることはほどんどないため、もしあるのであれば嬉しいくらいでOKです。
2. 騒音トラブルが少ない賃貸物件の特徴
ここまで防音性が高い賃貸物件の特徴をご紹介しましたが、RC造やSRC造のマンションに住もうとすると家賃が高くなります。一人暮らしは何かとお金がかかるため、できるだけ安く済ませいことでしょう。
ここからは、「防音性はないが騒音トラブルは少ない」という賃貸物件の特徴をご紹介しましょう。
①間取り:隣の家と接する部分に廊下やクローゼットがある
まずは、部屋の間取りから。賃貸物件サイトや管理会社の人に、自分の家の間取りと隣接する家の間取りを確認してみてください。
このとき、自分の家と、隣の家の接している部分に、廊下やクローゼットがあれば、その空間が生活音を和らげてくれます。
逆に、隣接している部屋が、リビングや寝室、自分の個部屋だと、相手側の音が聴こえて、騒音を感じる可能性が高まります。
②位置:最上階もしくは最下階の角部屋である
![部屋の位置](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0278/6561/2355/files/2ec802b3bdbf16bf2828f9c06a27b0db_600x600.jpg?v=1705546620)
物件の位置は、最上階もしくは最下階の角部屋がベストです。
隣接する部屋の数が少ないため、生活音が伝わるのを最小限に減らせます。とくに一番下の階は、下に人が住んでいないので、マンションの騒音トラブルで最も多い「足音」による騒音が迷惑になりません。
3. 一人暮らしにおすすめの防音グッズ
![一人暮らしできる防音対策](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0278/6561/2355/files/1e65bdb5b6ec69c930c4313153be5fa8_600x600.jpg?v=1717997072)
ここまで防音性が高い物件や騒音トラブルが少ない物件の特徴をご紹介してきましたが、
- 防音性の高い物件は家賃が高くて住むのを避けたい
- 騒音トラブルが少ない部屋はすでに埋まっていた
という場合、一人暮らしでも気軽にできる防音対策や防音グッズの活用がおすすめです。最後は、部屋の場所別に対策や防音グッズをご紹介しましょう。
3-1. 窓の防音対策
窓は、壁に比べて厚みが薄く、どうしても音を通しやすいという特徴があるため、家の中でも特に防音対策が重要な場所です。
一人暮らしでも手軽にできる窓の防音対策は、次の通りです。
- 防音テープで窓とサッシの隙間を埋める
- 遮音カーテンを設置する
防音テープは、窓とサッシの隙間を埋めることで、隙間から漏れる音や開閉音を防ぐことができるテープです。ホームセンターやダイソーなどで手軽に購入することができます。
防音カーテンは、音を軽減するための素材や構造が施されているカーテンです。一般的なカーテンより、重く分厚く重量感あります。Amazonなどで購入することができます。
3-2. 壁の防音対策
隣の部屋の生活音や振動が気になる場合や屋外の騒音を軽減したい場合は、壁の防音対策も実践してみましょう。一人暮らしでもおすすめの防音対策は、次の通りです。
- 防音パネルを取り付ける
- 家具の設置場所を変える
防音パネルは、別名、吸音材や防音パネルと言い、騒音が聞こえてくる場所の壁に設置することで、音の漏れを軽減します。それほど重さはないため、一人暮らしでも設置が可能です。
また、気軽にできる防音対策として、食器棚や本棚、タンスなどの背の高い家具を隣の家との壁に設置するのもおすすめ。防音パネルの代わりとなります。無料でできる防音対策ですが、一人暮らしの場合は家具の移動は大変なので、手伝ってもらいましょう。
3-3. 床の防音対策
最後は、床の防音対策。
この記事で何回かお伝えしましたが、賃貸マンションに住む場合、床の防音対策は侮れません。一人暮らしの場合は味方がいないので、トラブルになると一層心細いでしょう。そこで役立つ防音グッズが防音マットです。
特に、MUTEの防音マット「防音専科」がおすすめです。マット単体で遮音等級はLL35(ΔLL-6)を誇り、最大82%の音をカットします。SRC造の床の遮音等級を上回る防音性能です。
また、一人暮らしにもおすすめできる点が、タイルカーペットタイプであることです。大判のラグタイプの防音マットだと、家具の移動をしながらの作業が大変ですが、小分けのタイルカーペットタイプの防音マットなら、一人での設置が可能です。
まとめ
- マンショントラブルの原因は「騒音」が第1位
- 高い防音性を求めるなら「RC造orSRC造」「床の厚み20cm以上」「壁の厚み18cm以上」「窓が二重サッシ」の物件を探す
- 「隣の家と接する部分に廊下やクローゼットがある」「最上階or最下階の角部屋」の物件なら騒音トラブルになる可能性が少ない
- それ以外の物件に住む場合防音グッズを活用する
- 窓→防音テープ、防音カーテン
- 壁→防音パネル、家具の移動
- 床→防音マット
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