「二重窓の防音効果ってどのくらい?」
寒い地域ではよく使われる二重窓ですが、防音や断熱を目的でも採用されています。ここでは、二重窓のメリットやデメリット、費用感などをご紹介します。
1. 二重窓とは?

二重窓とは、既にある窓ガラスの内側に追加で窓を配置する方法であり、一般に「内窓」「二重サッシ」は同じ意味を指します。内窓は寒い地域の防寒対策として採用されていることが多いですが、防音対策でも採用されます。
1-1. 二重窓とペアガラスの違い

二重窓と似たものに「ペアガラス」があります。混同されがちですが、構造と目的に違いがあります。
二重窓は、既存の窓にもう一つの窓を追加することで、実質的に窓が二重になる構造です。これにより、窓と窓の間に生じる空気層が断熱材として機能し、防音を向上させます。
一方、ペアガラスは、二枚のガラス板を一定の間隔で並べ、その間に空気層を封入した構造です。この空気層が断熱効果をもたらします。
大きな違いは、フレームの数。二重窓はフレームが2つで、ペアガラスはフレームが1つであると覚えておきましょう。防音効果が高いのは、「二重窓」です。
2. 二重窓って防音効果ある?

二重窓では気密性が向上するため、音漏れを防ぐことができます。
二重窓の設置により防げる音の大きさは、15dbほどです。一般的に10db下がると聴こえる音は半減するといわれており、相応の防音効果があるでしょう。
二重窓の防音効果は、特に都市部や交通量の多い地域に住む人々にとって大きなメリットとなります。
参考:YKK AP「内窓をつける 」
3. 二重窓のメリットとデメリット
防音効果に有効といわれている二重窓ですが、検討する際には以下でご紹介するメリット・デメリットを網羅的に理解しておくことが大切です。
3-1. 二重窓で得られる効果
二重窓で得られる効果としては、主に以下の5つがあります。
- 防音効果:気密性が高まり、窓ガラスを通して伝わる音を低減できる
- 断熱効果:窓と窓の間にできる空気層により断熱性が高まる
- 結露防止:空気層で室内外の気温差を下げる
- 防犯対策:窓からの侵入に時間がかかる
- 省エネ効果:冷暖房効率が高まりエアコンなどの使用が減る
このように二重窓にすることにより空気層ができることや気密性が高まり、さまざまなメリットを感じることができます。
3-2. 二重窓で後悔すること
一方で二重窓のデメリットも4つあるため、後悔しないように把握しておきましょう。
- 掃除のしづらさ:窓が2つあるため、窓掃除の時間が2倍になる
- 費用が高額:通常の窓より価格が高くなる
- 開閉の手間:窓を2回開け閉めするため負担が2倍になる
- 設置の制約:上げ下げ窓や内倒し窓、天窓などには設置できない
デメリットとしては、価格や設置上の制約などが挙げられます。このようなデメリットも加味して二重窓を選択すると良いでしょう。
4. 後付け工事とDIYの料金比較
二重窓を設置する際には後付け工事とDIYのいずれかを検討することとなるかと思います。まず、どちらの方法を選択してもかかる費用としては窓の商品代です。二重窓は「掃き出し窓」「腰高窓」の2つがあります。なお、窓の種類はどちらも「引き違い窓」です。
4-1. 窓の商品代
■掃き出し窓の場合の商品価格
項目 | 2枚建 | 4枚建 |
---|---|---|
窓サイズ | 幅2,000mm × 高さ1,900mm |
幅3,000mm × 高さ1,900mm |
単板ガラス | 約40,000円 | 約88,000円 |
複層ガラス | 約72,000円 | 約125,000円 |
遮熱高断熱複層ガラス /高断熱複層ガラス |
約88,000円 | 約144,000円 |
■腰高窓の場合の商品価格
サイズ | 幅1,000mm×高さ600mm | 幅1,000mm×高さ1,000mm | 幅1,500mm×高さ1,000mm | 幅2,000mm×高さ1,000mm |
---|---|---|---|---|
単体ガラス | 約19,000円 | 約21,000円 | 約23,000円 | 約26,000円 |
複層ガラス | 約24,000円 | 約27,000円 | 約31,000円 | 約34,000円 |
遮熱高断熱複層ガラス/高断熱複層ガラス | 約25,000円 | 約29,000円 | 約34,000円 | 約42,000円 |
※2枚建
4-2. 後付け工事にかかる費用
次に、二重窓の後付け工事にかかる費用です。
項目 | 1箇所 | 3箇所 | 5箇所 | 10箇所 |
---|---|---|---|---|
幅1,000mm × 高さ600mm |
約42,000円 | 約61,000円 | 約69,000円 | 約92,000円 |
幅1,000mm × 高さ1,000mm |
約42,000円 | 約61,000円 | 約69,000円 | 約100,000円 |
幅1,500mm × 高さ1,000mm |
約46,000円 | 約64,000円 | 約73,000円 | 約107,000円 |
幅2,000mm × 高さ1,000mm |
約46,000円 | 約64,000円 | 約73,000円 | 約107,000円 |
幅2,000mm × 高さ1,900mm |
約53,000円 | 約69,000円 | 約77,000円 | 約123,000円 |
幅3,000mm × 高さ1,900mm |
約53,000円 | 約77,000円 | 約92,000円 | 約138,000円 |
4-3. DIYにかかる費用
DIYの場合、工具などが必要になりますが、取り付け事態に費用はかかりません。よって、後付け工事とDIYの差額は、先ほどご紹介した取り付け費用になります。
5. 二重窓の取り付けに補助金は出る?
二重窓の取り付けは、断熱効果があり省エネ対策にもつながります。そのことから、過去には自治体によっては補助金の給付がありました。どのような補助金だったのかを、以下にまとめています。
事業名 | 補助額 |
---|---|
既存住宅における 断熱リフォーム支援事業 |
戸建て住宅:費用1/3、上限120万円 集合住宅:費用の1/3、上限15万円 |
先進的窓リノベ2024事業 | 費用の1/2相当を定額補助 (上限200万円) |
子育てエコホーム支援事業 | 新築:80万円〜100万円 リフォーム:20万円〜45万円 |
参考:先進的窓リノベ事業事務局「先進的窓リノベ2024事業の概要」
まとめ
- 二重窓は内側に追加で窓をを配置する方法であり、ペアガラスとは異なる
- 二重窓は防音効果の他、断熱効果、結露防止などに優れている
- 費用や実生活での使用で負担が増えるなどのデメリットもある
- 二重窓の設置の費用は高いため自治体の補助金の活用がおすすめ
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