「お金をかけずに防音対策がしたい!」
マンション生活で怖いのが騒音トラブル。一度トラブルが発生すると、最悪の場合、引越しをしないといけません。そうなる前に防音対策でどうにかしたいものですが、防音グッズも安くはないでしょう。
そこで、コスパよく防音対策したい方のために、ダイソーやセリアなどの100円均一ショップで買える防音グッズを詳しく紹介していきます!全5選です。
1. ジョイントマット
1つ目は、パズル状のクッションマットである「ジョイントマット」。
1-1. ジョイントマットの防音効果
まず、床への音は2種類あります。子どものおもちゃが落ちたときのような軽くて高い音が「軽量衝撃音」で、尻餅をついたときのような重くて低い音が「重量衝撃音」です。
「重量衝撃音」の防音性能は建物の構造や厚み、素材などによりますが、「軽量衝撃音」は防音グッズでカバーできる部分があります。
つまり、ジョイントマットは、軽量衝撃音の防音対策に効果が期待できるということです。
1-2. 100円均一のジョイントマット
ダイソーやセリアなどの100円均一で売られている品には、30cm四方・厚さ1cmで2枚入りのジョイントマットがあります。カラーバリエーションは、ブラウン・ホワイト・アイボリーなどです。
時期や店舗によって、品揃えは変わりますが、他にも、「45cm四方の大判タイプ」「9枚セットタイプ」「カーペット生地タイプ」「木目調タイプ」「キャラクターデザインタイプ」など種類が豊富です。
2. 衝撃吸収パッド
2つ目は、「衝撃吸収パッド」。家電や家具の下に貼り付けて地震の揺れを防いで転倒を防止するパッドで、主に半透明の見た目をしています。
2-1. 衝撃吸収パッドの防音効果
まず、音には2種類あります。話し声といった空気中を伝わる「空気伝播音」と足音といった物体を振動して伝わる「固体伝播音」です。
空気伝播音を対策するにはいわゆる「防音」で対策しますが、固体伝播音を対策する際は「防振」といって、振動を制御します。
衝撃吸収パッドは、この「固体伝播音」を対策する「防振」に効果が期待できるグッズです。
2-2. 100円均一の衝撃吸収パッド
ダイソーやセリアには、「衝撃吸収パッド」や「防振マット」という名前で売られています。家具や家電の足にすぐ装着できるよう、大きさは3~7cm程度で、形は丸や四角形です。また、ダイソーには、「洗濯機用ガタゴト防音マット」という洗濯機専用のパッドも販売されています。
3. クッションシート
3つ目は、クッションシート。壁のリメイクに使う厚みのある柔らかな素材のシートです。
3-1. クッションシートの防音効果
クッション性のある素材から、衝撃吸収の役割を担います。しかし、主に壁に使われることから、防振目的として使うのではなく、壁への衝突による衝撃音またはケガの防止に効果があるでしょう。
3-2. 100円均一のクッションシート
ダイソーでは、「レンガ調」や「大理石風」、「セメント柄」などさまざまなタイプが販売されています。また、「衝撃吸収」だけではなく、「防カビ」「保温」ができるタイプもあるので、機能性にも注目して選ぶことができます。
4. すきまテープ
4つ目は、すきまテープ。窓やドアのすきまに使う、スポンジやゴム素材のテープです。
3-1. すきまテープの防音効果
音には「空気伝播音」と「固体伝播音」の2種類があるとお話しました。隙間テープはその両面で効果が期待できるグッズです。
まずは「空気伝播音」について、窓やドアには隙間があります。空気伝播音はその隙間をすり抜けていくので、隙間テープで対策するということです。
次に、「固体伝播音」について、窓やドアを開け閉めする際は衝撃音が発生します。その衝撃音を抑える際にも隙間テープを使うことできるのです。
3-2. 100円均一のすきまテープ
ダイソーやセリアなどの100円均一で売られているすきまテープは、「厚み」「幅」「長さ」「素材」などによって種類は様々。例えばダイソーを参考にすると、以下のバリエーションがあります。
- 厚み:(0.4mm、0.8mm、5mmなど)
- 幅:(0.6mm、1.5cmなど)
- 長さ:(90cm、1m、2m、2.5m、4mなど)
- 素材:EVA樹脂 アクリル系粘着剤/ポリプロピレン、合成ゴムなど
また、すきまテープは、防音対策だけでなく「結露防止」や「すきま風」にも役立ちます。
5. 耳栓
5つ目は、耳栓。
5-1. 耳栓の防音効果
言うまでもなく外部からの音を手軽に遮ることが可能です。ただし、空間の防音対策ではないため、効果は一時的なものになります。
使い方の例として、勉強や仕事で集中したいとき、いびきや生活音を気にせず熟睡したいときなどに、耳栓をサッとはめるだけで防音対策になります。
5-2. 100円均一の耳栓
ダイソーやセリアなどの100円均一で売られている耳栓は、「シリコン製」「エラストマー製」「弾性発泡ポリマー製」などさまざまな種類がそろっています。装着したときの好みに合わせて選びましょう。
>ダイソーの耳栓<
まとめ
- 床の防音対策なら→ジョイントマット
- 床の防振対策なら→衝撃吸収パッド
- 壁への衝突音を防ぎたいなら→クッションシート
- 窓やドアの防音対策なら→すきまテープ
- 一時的に音を遮断したいなら→耳栓
本記事ではコスパよく防音対策として、100均のジョイントマットをご紹介しましたが、正直なお話をすると「防音対策には不十分」かもしれません。本当に騒音トラブルを避けたい方は、MUTEの防音マット「防音専科」がおすすめです↓