賃貸の床の防音対策3選!安くて防音効果が最強なのは何?

賃貸の床の防音対策3選!安くて防音効果が最強なのは何?

賃貸マンションにお住まいの方は、階下への足音やモノの落下音がどれくらい騒音になっているか気になるのではないでしょうか。

床への衝撃音は騒音トラブルの種です。床に対して何も防音対策をしていないと、騒音問題になり、最悪の場合引越ししなければならないことに..。

そうならない為にも、早めに床の防音対策することをおすすめします。

そこで、今回は、階下への騒音の原因と、床の防音対策方法3つご紹介し、その中で安くて防音効果が高い方法を解説します。

MUTEの防音マット一覧はこちら<  

 

1. 床の防音対策は必要か?騒音トラブルデータ

冒頭に「床への衝撃音は騒音トラブルの種です。」とお伝えしましたが、実際のところどれくらい床の防音対策が重要だとお考えでしょうか?

賃貸マンションやアパートなど集合住宅で生活をするということは、他の家庭と同じ建物で生活をするということです。

すると、起こるのがマンショントラブル。

まずは、騒音トラブルについて解説しましょう。

 

1-1. マンショントラブルの約80%が「騒音」

まずは、以下の「マンショントラブルの種類と割合」のグラフをご覧ください。

マンショントラブルの種類と割合

参考:株式会社ジャストイット 分譲マンショントラブルに関する調査

このグラフは、分譲マンションで生活したことのある男女275人に、「どのようなマンショントラブルを経験しましたか?」とアンケート調査した結果です。

アンケートの結果、「騒音」が最も多いことがわかりました。マンショントラブルを経験した人の中で、約80%の人が「騒音」を原因としたトラブルを経験していたのです。

いかがですか?騒音問題は思っているより身近なトラブルなのです。

 

2-2. 騒音トラブルの内容

騒音トラブルといっても、子供の足音や楽器の音、犬の鳴き声など、いろんな原因があります。

一体、どのような音が騒音トラブルの種になるのでしょうか。

以下の「騒音トラブルの内容」の表をご覧ください。

騒音トラブルの内容

参考:株式会社ジャストイット 分譲マンショントラブルに関する調査

こちらは、騒音トラブルを経験した人に、騒音の原因をアンケートで詳しく聞いて分類したグラフです。

最も多かったのが「子供の足音」でした。 

他に「物音」「音楽」「洗濯機」など、床を通しての階下への騒音が多いことが分かります。

よって、床の防音対策は賃貸マンションで生活する上で、「必須」と言っても過言ではないくらい重要なことなのです。

 

 

2. 床の騒音は「床衝撃音」

床の防音対策の重要性が分かったところで、次は床にはどのように音が伝わっているか解説しましょう。

床への音は「床衝撃音」と呼ばれます。その名の通り、床への衝撃で発生する騒音のことです。

床衝撃音は、「① 軽量床衝撃音」と「② 重量床衝撃音」の2種類があります。

 

2-1. ① 軽量床衝撃音

軽量床衝撃音(LL)

軽量床衝撃音は、軽いものが落ちたり、硬いもので床を叩いたりする時に発生する音です。

音の印象としては、「コツン」「カラン」「カン」。

軽量床衝撃音について、製品の防音性能を測定する際は、子供の足音に似た「タッピングマシン」を使用して防音レベルを測定しています。

【具体的な軽量床衝撃音】

  • 食器を落とした音
  • スリッパで歩いた音
  • イスを引いた音

 

2-2. ② 重量床衝撃音

重量床衝撃音(LH)

重量床衝撃音は、重いものが落ちる時に発生する音です。

音の印象としては、「ドンドン」「ドスン」「ドタバタ」。

重量床衝撃音について、防音レベルを測定する際は、バングマシンと呼ばれる、7kgほどの軽自動車のタイヤを、0.8m~1.0mの高さから自由落下させることにより計測しています。

【具体的な重量床衝撃音】

  • 子供がイスから飛び降りた音
  • 子供が走り回る音
  • しりもちをついた音

参考:日本建設連合会 技術研究部会音環境専門部会『床衝撃音、床衝撃音レベル、床衝撃音遮断性能

 

3. 遮音等級「L値」「ΔL値」とは

次は、床衝撃音をどれくらい防ぐことができるか表す指標を解説します。

専門的な話が続きますが、この指標を理解しておくと、どれくらい床に対して防音性能があるかわかるのです。

その指標とは、遮音等級「L値」「ΔL値」です。

 

3-1. 遮音等級「L値」とは

建物の構造と遮音等級

「L値」は、空間での防音対策を推定して決められた基準です。

上の表をご覧ください。

75から35へ、「L値」の数字が小さいほど、遮音等級が高いことを表します。

賃貸マンションのは強度を上げる必要があるため、「鉄骨造」または「RC造」が多いです。

「L値」でいうと、遮音等級は65~50くらい。床に対して何も防音対策をほどこしていないと、下の階に対して生活音が聞こえるレベルということです。

なお、「L値」には「LL」と「LH」の2種類があります。「LL」は「軽量床衝撃音」、「LH」は「重量床衝撃音」をどれくらい防音できるかの参考になります。

 

3-2. 遮音等級「ΔL値」とは

床の衝撃音の種類

「ΔL等級」とは、床材が床衝撃音をどれだけ抑えられるかという、製品単体の低減性能を表すものです。

 ΔL等級の場合、値が大きいほど性能がよいことになります。

測定される2種類の床衝撃音に応じて、軽量床衝撃音レベル低減量については「ΔLL等級」、重量床衝撃音レベル低減量については「ΔLH等級」が、それぞれ表示されます。

軽量床衝撃音のΔLL等級ではΔLL-1~5の5段階、重量床衝撃音のΔLH等級ではΔLH-1~4の4段階の等級が設定されており、両等級とも数字が大きいほど床衝撃音低減性能が高いです。

財団法人日本建築総合試験所の「床材の床衝撃音低減性能の表現方法に関する検討委員会

 

4. 床の防音対策方法

一度、ここまでの内容をおさらいしましょう。

  • 階下への騒音はトラブルで最も多い
  • 床への騒音は床衝撃音と呼ばれる
  • 遮音等級を見れば床への防音性能がわかる

 

それでは、いよいよ床の防音対策方法です。

床の防音対策として、次の4つの方法をご紹介しましょう。それぞれの特徴と効果について解説します。

  1. 防音・遮音フローリング
  2. 防音シート
  3. 防音マット

 

4-1. ①防音・遮音フローリング

防音・遮音フローリングは、床面そのものが音を吸収し、音を遮断するような設計をされています。クッションの遮音材が使われており、フローリングがふかふかとした感触です。

下の階への騒音を防ぎ、足音やテレビの音、下の階からの騒音なども防音してくれるので、生活の快適性を向上させます。

しかし、防音・遮音フローリングの施工には相応の費用と時間がかかります。

 価格:高
 効果:中

 

4-2. ②防音シートでの防音

防音シート

防音シートとは、遮音機能、または吸音機能を持ったシートのことです。

防音シートは、「空気伝播音」と呼ばれる空気中を伝わって耳に届く音に防音効果があります。特に、女性や子供の声、ピアノやフルート等の楽器音など、高音域の音に対しては得意です。

床にも壁にも使用できることから、汎用性が高いのが特徴です。

一方、肝心の防音効果に関しては、大きな効果があるわけではないと言われています。

 価格:安
 効果:小

 

4-3. ③防音マット

防音マット

防音マットは、床の上に敷くことができる厚みのあるマットです。防音材が使われており、足音、落下音、音楽の騒音などの床衝撃音を減少させます。

防音マットは比較的簡単に設置でき、DIYに適しています。一方、「ジョイントマット」「コルクマット」「防音マット(タイルカーペットタイプ)」など、いろいろな種類があることから、購入する際は、防音性能を確認してからの選択がおすすめです。

 価格:中
 効果:大

  

5. おすすめは防音マットでの床防音

防音マット

床の防音対策としてMUTEがおすすめするのは、防音マットでの床防音です。

確かに防音シートは安いですが、一番重要な「防音効果」がある方法を考えたときに、「防音マット」が価格に対して一番効果的です。

しかし、先にもお伝えした通り、ひとくちに防音マットと言っても「ジョイントマット」「防音マット(タイルカーペットタイプ)」など様々な種類があります。

そこで防音マットを選ぶ基準を解説します。

 

5-1. 防音性能が高い

1つ目はもちろん、防音マットの防音性が高いこと。

防音性能の比較する基準となるのが、「L等級」「ΔL等級」です。

MUTEは「防音専科」という防音マットを出しています。

そこで、防音性能の比較する基準として、「防音専科」と「他社防音カーペット」「コルクマット」「フローリング」を比較した表をご覧ください。

 遮音等級と防音マットの防音性能

ご覧いただくと、「LL35(ΔLL-6)」が表記された「防音専科」が床衝撃音低減性能が一番高いとわかります。

市販商品でテストをしてみると、多くが自社評価による防音性や、フローリングと合わせて計測したデータであることが判明しました。

表示実績と異なり、実はほとんど防音性能がないなど、信頼性に欠ける商品が多かったのです。

しかし、防音専科は「LL35」(ΔLL-6)を外部認証機関で取得済み。

世界最高レベルの防音性能を達成しており、自社実験ではなく外部機関へ検証依頼し、JIS試験証明も取得に成功しました。

MUTEの防音マット「防音専科」は、重量床衝撃音とされている、お子様の飛んだり跳ねたりして発生する騒音もカバーできるのが特徴なのです。

 

5-2. デザインが良い

防音専科

2つ目はデザイン。

MUTEの「防音専科」は、防音性能とデザイン性を兼ね備えた、新しい防音マットです。

「騒音の悩みを解決したい」  防音専科の誕生のきっかけはこの一言がきっかけでした。

日本では、集合住宅が多く、防音対策に悩んでいる方が多く存在します。

実際に防音タイルカーペットを使用された方々からのインタビューやヒアリングから、既存の防音タイルカーペットに満足していないことがわかりました。

  • 肌触りが悪い
  • 部屋に合わない
  • 安っぽく見える
  • 本当に防音できてるのか分からない

そして、意外と声があったのは防音マットの「デザイン」についてでした。

そこで防音専科は、一流ホテルのカーペットデザインも手がけるデザイナーによって、シンプルで、どんなシーンにもマッチする贅沢なデザインに仕上げています。

肌触りや、お手入れのしやすさなど細部にわたり設計しており、お客様の声を反映した究極の防音マットを実現することに成功したのです。

 

5-3. 設置がしやすい

防音タイルカーペット 防音専科

3つ目は、設置がしやすいこと。

防音マットの良い所は自分で設置可能な点です。

「防音専科」は、タイルカーペットタイプなので、一枚一枚が持ち運びやすい大きさです。そのため、お一人でも手軽にお部屋に敷き詰めることができます。

お部屋の形状に合わせて、カッターで簡単にカットすることも可能。デザインだけではなく、機能的にも、あらゆるお部屋にマッチするのです。

また、使わなくなった場合も、タイルカーペットタイプなら、場所を取らず収納することができます。譲ることになった際も、タイルカーペットなら、コンパクトに梱包ができるので、送料も抑えることができるのです。

 

まとめ

  • 床の騒音は床衝撃音
  • 床衝撃音は「軽量床衝撃音(LL)」と「重量床衝撃音(LH)」の2種類
  • 「L等級」「ΔL等級」は、床材が床衝撃音をどれだけ抑えられるかの指標
  • 床の一般的な防音対策は「防音・遮音フローリング」か「防音マット」
  • おすすめはMUTEの防音マット「防音専科」

 

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