- 「騒音の苦情を入れられたくない」
- 「今の部屋の隣の音がうるさい」
- 「道路がうるさくて寝られない」
- 「好きなだけ音楽を練習したい」
そんな思いでお引越しをお考えの方のために、MUTEが「防音性が高い」もしくは「騒音トラブルになる可能性が低い」マンションを見つけるためのポイントを7つご紹介します!
内見もときはもちろん、現在お住まい中でも、そのマンションの防音性が高いかも見分けことが可能です。7つのポイントを確認して、騒音トラブルに悩まされない暮らしを手に入れましょう。
ポイント1:RC造もしくはSRC造の構造
1つ目は、マンションの構造です。
一般的に物件構造はいずれか4種類に分けられます。
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- 木造(W造)
- 鉄筋造(S造)
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
- 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
不動産業界では4種類の物件構造の中で、「3. 鉄筋コンクリート造(RC造)」と「3. 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」が、遮音などの防音に優れているマンションの物件構造となっています。
理由として、RC造とSRC造に共通して入っている「RC」とは「Reinforced Concrete」の略で、訳すと「強化されたコンクリート」です。鉄筋、鉄骨、コンクリートを組み合わせて作ることで、強度と密度を高めています。
コンクリートの強度と密度は音を遮る役割を果たすのでRC造とSRC造は防音性に優れているのです。
ちなみに、日本建築学会によれば、集合住宅は遮音等級「L-45」以上の水準を推奨しています。 遮音等級「L-45」以上の構造は、SRC造です。防音にとことんこだわるなら、RC造より、SRC造のマンションに住むのが良いでしょう。
確認方法も簡単。内見予定の方は管理会社もしくは賃貸の仲介人に確認し、すでにお住まいの方は契約書面を確認しましょう。
防音性が高い建物の構造ランキング!木造、鉄骨造(S造)、RC造、SRC造は何位?
ポイント2:壁が18cm以上、床が20cm以上
2つ目は、部屋の壁と床の材質です。
2-1:壁の材質と厚み
壁は生活音や話し声などの音が漏れやすい特徴があります。
壁の材質は、RC造かSRC造の壁が防音性能が高いとされています。これは、ポイント①の構造の話でお伝えした通りです。
壁の厚みについては、18cm以上が推奨されています。なお、壁の遮音等級は「D値」という指標で表されます。日本建築学会の表をご覧いただくと、「D-55」は「かすかに聞こえる」「通常では聞こえない」「気配を感じない」レベルだということが分かると思います。材質にもよりますが、厚みが18cm以上あれば「D-55」相当の遮音等級があるため、防音性能は期待できるというわけです。
2-2 床の材質と厚み
床は移動音や生活音などの音が響きやすい特徴があります。
床の材質は、壁と同様、RC造かSRC造の壁が防音性能が高いとされています。
床の厚みについては、音の響きを防ぐのに必要な厚みは20cm以上とされています。基本的に20cm以上あれば床の遮音の目安である「LL-45」以下となり、軽減できることが期待できます。
床の遮音等級は「L値」という指標であらわされ、壁の遮音とは逆に等級の値が低いと遮音性能が良くなります。LL-45は床の遮音目安で基準されることが多く、椅子の引く音や子供の走りまわる音を認識できるが意識するほどはないレベルです。
ポイント3 実際に音が聞こえない
3つ目は、簡単な実験です。
次の2つのことを試してみてください。
3-1 手を叩いてみる
部屋で手を叩いてみてください。この時、音が響くのか抜けるのか確かめてみましょう。もし、音が部屋の中に響くのであれば、壁が音を跳ね返しており、防音性が高いということです。逆に、手を叩いたときに音が響かないのであれば、隣の部屋などに音が抜けており、防音性が低いということになります。
3-2 耳を澄まして隣の音を聞いてみる
耳を澄まして隣の音を聞いてみてください。もし聞こえるのであれば、こちらからの音も隣に聞こえているということです。
現在お住いの方で防音性に不満がある方は、生活する上ですでに隣の部屋の音が何度も聞いていることでしょう。「話し声が聞こえる」「お風呂に湯をはる音が聞こえる」「スマホのアラームが聞こえる」などがあれば、防音性が低いのは確実です。
これから内見に行かれる方については、生活する上で活発になる時間帯に行くのがいいでしょう。例えば、料理をする時間帯であるお昼の12時やお風呂に入るタイミングである夜の19時、土日祝日など、人がいる時間帯をおすすめします。
ポイント4 周辺環境の騒音がない
4つ目は、周辺環境です。
防音対策を気にする必要があるのは、自分がうるさいか、外がうるさいかによります。極論、自分がうるさくても周りに誰も住人がいなければ大きな音を出しても苦情につながることはありません。
しかし、外がうるさい場合は厄介です。いくらマンションの構造が良くても、騒音レベルの周辺環境であれば、住むのは避けた方がいいでしょう。
具体的には以下の環境は避けるのが無難です。
- 大通りに面している
- 近くに工場がある
- 工事中の現場が多い
- 繁華街の近くにある
ポイント5 最上階/最下階の角部屋の位置
5つ目は、部屋の位置です。
マンションに住む場合、上下左右に隣接する部屋を少なくするのが、騒音トラブル回避につながります。
おすすめは、以下の位置です。
- 最上階(上とのトラブルを避けられる)
- 最下階(下とのトラブルを避けられる)
- 角部屋(隣の部屋とのトラブルを避けられる)
最上階かつ角部屋、最下階かつ角部屋などであれば、騒音トラブルになるリスクを2分の1にまで減らすことができます。
なお、育ち盛りのお子様がいるご家庭、犬や猫などのペットがいるご家庭については、足音が苦情にならない最下階がおすすめです。
ポイント6 良好な住人がいる
6つ目は、住人です。
そのマンションにどんな人が住んでいるかも非常に大事。内見をする際は、管理会社の人か仲介の人に、どのような住人がいるか聞いてみましょう。
すでにお住まいの場合は、隣接住人に普段から挨拶を心がけ、気持ちいい人間関係を作るようにしましょう。良いコミュニケーションは騒音トラブル回避につながります。
参考:『マンションの音のトラブルを解決する本』日本大学名誉教授 井上勝夫
ポイント7 自分に合った設備条件の物件
7つ目は、設備条件。
マンションにもいろいろなタイプがあります。同じような住人が住む物件や防音に特化した物件に住めば、騒音トラブルを避けられるでしょう。
7-1 子供がいる場合
例えば、子供がいるご家庭の場合は「ファミリー向け物件」がおすすめです。同年代の家族が集まりやすいので、足音がしてもお互いさまと割り切ることができます。
7-2 ペットがいる場合
犬や猫などのペットを飼われている場合は、「ペット専用機能がついている物件」がおすすめです。同様、犬や猫が他の家庭にもいるので、多少吠えても動物好きは句にならないでしょう。水飲み場やドッグラン、足洗い場もある点がうれしいです。
7-3 楽器を演奏する場合
ピアノやギターなどの楽器を演奏したい場合、「楽器可物件」「防音室あり物件」がおすすめです。特に音大近くには同様の物件が多く、探しやすいです。特に防音室があると、朝早い時間や夜遅い時間も演奏できるのでおすすめです。
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まとめ
- ポイント1:マンションの構造はRC造かSRC造
- ポイント2:壁の厚みは18cm以上、床の厚みは20cm以上
- ポイント3:手を叩いたり、耳を澄まして隣室の音を聞いてみる
- ポイント4:周辺環境はうるさくないところ
- ポイント5:部屋は最上階か最下階の角部屋がおすすめ
- ポイント6:住人とは仲良くコミュニケーション
- ポイント7:自分にあった設備の物件を選ぶ
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