防音マンションとは?24時間楽器演奏できる物件の探し方と方法を解説!

防音マンションとは?24時間楽器演奏できる物件の探し方と方法を解説!

「24時間楽器を演奏したい」

音大に通う方やプロのアーティストの方、吹奏楽部に入っているお子様をお持ちのご家庭などでは、マンションでも楽器演奏ができる環境が欲しいものです。

そんな方におすすめなのが「防音マンション」。そこで、この記事では、防音マンションとは何なのか、探し方、「楽器相談可物件」との違いなどを解説します。

また、万が一、防音マンションに入居出来なかった場合でも、ほぼ24時間楽器演奏ができる具体的な対処法などをご紹介します。

 

1. 防音マンションとは?防音性は?

防音室のイメージ

防音マンションとは、防音性能に特化した「防音室」を備える物件です。主に、ピアノやフルート、ギター、バイオリンなどの楽器を演奏したい人が入居します。防音室の構造は、二重扉や二重窓、防音性が高い壁などになっており、一般の物件には見られない機能が備わっています

なお、建物自体が防音性の高いマンションもあります。音は振動によって伝わるので、鉄筋コンクリート造(RC造)や鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC造)など、壁や床の密度を高くできる構造が防音に向いていると言われています。ただし、これはあくまで防音性が高いマンションであり、楽器が演奏できるかは賃貸の条件によって異なります。

 

2. 防音マンションと楽器演奏ができる物件の違い

楽器演奏ができる物件の違い

防音マンションの主な種類とはどんなものがあるのでしょうか。

楽器を演奏できると言っても、実はそれぞれ異なります。違いを見ていきましょう。

2-1. 防音マンション(防音室付き物件)

居住する1戸の中に防音室がある物件です。漏れる音がほとんどない二重扉と密度が高い壁により、24時間の楽器演奏が可能となっています。

演奏できる楽器も多岐にわたります。ピアノもグランドピアノ、フルート、バイオリン、ギター、サックス、チェロなど、音大に通うのであればぜひとも住みたい物件です。

2-2. 楽器演奏可能物件

一部の楽器演奏が認められている物件です。防音性能が高いですが、完全に音が漏れないわけではないので、生活時間に配慮が必要です。入居時のルールを守り、指定された時間内であれば自由に演奏ができます。なお、物件によっては楽器の種類に規制がありますので必ずご確認ください。

2-3. 楽器相談可物件

賃貸物件のなかには、防音設備が不十分であっても、

楽器の演奏について相談ができる物件です。

立地や設備の面からなかなか入居者が見つからないといったときに、入居者を募るために楽器の演奏を相談可にしている場合があります。そのため、防音性が高いとは限りません

演奏できる時間や楽器も制限をかけている場合がほとんどです。決められたルールの中で、節度ある演奏を心がけなければなりません。

 

3. 防音マンションの探し方

防音マンションは、通常物件に比べると圧倒的に数が少ないのが現状です。ここでは効率的に防音マンションを探すための方法をご紹介しましょう。

3-1. 防音マンション探しに特化した物件検索サイトで検索

楽器演奏ができる物件検索サイトで調べてみることをおすすめします。例えば、「防音賃貸.com」や「カナデルーム」がそうです。

他にも、24時間演奏可能な防音マンションには3大ブランドといわれるマンションがあります。それが「MUSISION(ミュージション)」「soundproof(サウンドプルーフ)」「RASICLAS(ラシクラス)」です。防音室が絶対必要という方は、まずこの3つの防音マンションを調べるとよいでしょう。

3-2. 大手物件検索サイトで音大や音楽関係の専門学校付近を探す

大手賃貸物件検索サイトの「SUUMO」や「HOME’S」は、掲載物件数が多いことが魅力です。防音マンションは、音大や音楽系の専門学校などの近くに物件が集中していることがあるため、一度大手の賃貸物件検索サイトでも検索してみましょう。防音マンションのデメリットとして、「家賃が高い」という点が挙げられますが、学生向けに家賃がお手頃な場合もあるためおすすめです。

 

4. 防音マンションに入居できなかった場合の対処法

防音マンションに入居できない場合

防音マンションは、入居したい人に対して物件数が少なく、一度入居するとなかなか退去されないということもあり、入居するハードルがかなり高いです。せっかく見つかっても、家賃があまりにも高いケースが往々にあります。

そこで、「防音マンションに入居できない、でも楽器演奏は続けたい」という方のために、一般の賃貸物件で楽器演奏を続けられる方法をご紹介します。

 

5-1. 音楽スタジオ近くの賃貸に入居する

1つ目は、音楽スタジオ近くの賃貸に入居する方法です。

自宅で音楽をすることは叶いませんが、音楽スタジオ近くに住むことで気兼ねなく楽器演奏することが可能です。楽器の種類も幅広く、ピアノ、ギター、ドラム、フルートなど、幅広い楽器に対応しています。音楽スタジオによっては深夜の時間帯まで演奏が可能なので、ほぼ24時間演奏することが可能となります。

また、カラオケ店でも演奏が可能な店舗があります。こちらは24時間開いているので、いつでも演奏が可能です。ただ、音質にこだわる方はカラオケ店では満足いかない環境である可能性もあるので、一度試しで演奏するのがいいでしょう。

いずれにせよ、レンタル費用は相応にかかるのがデメリットです。防音マンションの家賃と音楽スタジオのレンタル代を比較して、自分に合った物件を選択しましょう。

 

5-2. 楽器相談可物件で防音対策をする

2つ目は、「楽器可能」「楽器相談可」の物件で防音対策をする方法です。楽器の相談が可能な賃貸住宅で、部屋を傷つけずに防音できるいろいろな防音アイテムがあります。初期費用はかかるものの、使わなくなれば売ればいいのでおすすめです。

・空間の防音対策

防音室には2種類あり、部屋そのものを防音工事して防音室にする方法と、ボックス型の防音ユニットを導入する方法があります。

  • 防音室が備え付きの防音マンションに入居できない。
  • 賃貸のために家を防音工事できない。

となった場合は、簡易防音室を設置しましょう。部屋の防音対策することでも防音性はたかまりますが、楽器はかなり大きな音がなります。例えば、フルートだと90db(デシベル)の大きさです。これがどれくらいの大きさかというと、救急車と同じくらいの音の大きさです。

簡易防音室があると、約30db(デシベル)の音を軽減することができます。バイオリン、フルート、クラリネット、オーボエなど、そこまで幅をとらない楽器であれば、一番小さなサイズでも演奏可能です。アップライトピアノ、グランドピアノなど、大きな楽器を演奏する場合は、専用の防音ユニットもあるのであきらめないでください。

 組み立て式の簡易防音室の防音効果は?賃貸でも使える?

 

・窓の防音

空間の防音対策がOKなら、あとは部屋の防音対策です。窓は壁に穴を開けないタイプの二重窓、もしくは防音カーテンを設置して防音対策しましょう。

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・壁の防音

壁の防音には、貼って剥がせる両面テープで、遮音材や吸音材を組み合わせて設置。もしくは、簡単に設置が可能なパネルタイプの防音壁もあります。こちらも自分で設置が可能、退去時にも壁を傷つけることなく撤去が可能です。

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・床の防音

防音対策で難しいのが床の防音です。

音には、空気中を伝わる「空気伝播音」と物体を伝わる「固体伝播音」の2種類があります。床に関しては、壁や窓は主に「空気伝播音」の対策になりますが、床の防音は「固体伝播音」の防音対策も重要です。

例えばピアノ。音色が「空気伝播音」で、打鍵による振動が「固体伝播音」です。この両方を防いで始めて防音対策が成り立ちます

振動によって発生する音は、軽減するのが難しい音。一般的に販売されている防音マットでは効果を実感しにくいかもしれません。

しかし、防音マットの中でも遮音等級が「LL35」であるMUTEの「防音専科」であれば、ピアノやドラムの打鍵音対策が可能です。防音マットも、フローリングに敷くだけで良いので設置も撤去も容易にできます。

※なお、実施する場合は必ず管理会社または大家さんに確認してください。  また、防音対策を行っていても、完全に音を防ぐことはできません。近隣へ迷惑をかけないためにも、節度ある暮らしを心がけてください。

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まとめ

  • 防音マンションは防音室付きの物件のこと
  • 防音マンション以外の楽器演奏可能物件は100%防音なわけではない
  • 防音マンションを探す際は専門サイトを使うと便利
  • 防音マンションに入居できなかったら、音楽スタジオ/カラオケ店の近くに入居するか、1室を徹底的に防音対策する

 

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