今回は、音の大きさの目安として、90デシベル(db)の音について、音の例や90dbに近い音を解説します。
1. 90デシベル(db)の音量の目安
音の大きさはデシベル(db)と呼ばれる単位で表され、0dbから数値が大きくなるほど音が大きいことを表します。
まずは、他の大きさと比較したときの、90dbの音の大きさを確認しましょう。
90dbは、「きわめてうるさい音」とされています。隣の部屋から聞こえると騒音トラブルになりやすい音です。
1-1. 90デシベルは重度難聴の基準
気導聴力の検査では、聞き取れる音の大きさによって聴力レベルを計測し、難聴の程度を見極めます。以下は、レベル別の聴力です。
- 異常なし(25db未満):小さな音でも聞こえる
- 軽度難聴(25~40db未満):小さな音や声が聞き取りにくい
- 中等度難聴(40~70db未満):普通の大きさの声による会話が聞き取りにくい
- 高度難聴(70~90db未満):非常に大きい声での会話が必要になる
- 重度難聴(90db以上):補聴器を使用しても聞き取りが困難なケースがある
一覧から分かる通り、90db以上の音しか聞き取れない場合は、「重度難聴」と診断されます。90dbはそれくらい大きな音です。
2. 90デシベル(db)の音の例
90デシベル(db)の音の例は、次のようなものがあります。
- 犬の鳴き声(5m)
- 騒々しい工場内
- カラオケの店内中央付近
- ブルドーザー(5m)
- 地下鉄の車内
- 防犯ブザー
家から生じる90dbの音だと、犬の鳴き声があります。防犯ブザーと同じくらいの大きさなので、騒音トラブルを避けるためには、防音対策を施しましょう。
3. 90デシベル(db)前後の音
90db前後の音がどの程度の騒音なのか、具体的に解説します。
3-1. 80デシベル(db)の音の例
80デシベル(db)の音の例は、次のとおりです。
- 電車の車内(1m)
- 布団たたき(1.5m)
- 麻雀牌をかき混ぜる音(1m)
- ピアノ(1m)
- 交差点
80dbは「うるさい」音とされており、90デシベル(db)と同様に「うるさくて我慢できない」と感じるレベルです。
3-2. 100デシベル(db)の音の例
100デシベル(db)の音の例は、次のとおりです。
- 電車通過時のガード下
- 液圧プレス(1m)
- フルート
100dbの音は、聴覚機能に異常をきたす恐れがある音であり、日常的に聞くことはほとんどありません。しかし、例えば、フルートを家で練習したい場合は、床と壁に防音対策することをおすすめします。
まとめ
- 90dbの音はきわめてうるさい
- 90dbは重度難聴の基準
- 80dbの音は電車の車内
- 100dbの音は聴覚機能に異常をきたす恐れがある
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