今回は、音の大きさの目安として、100デシベル(db)の音について、音の例や100dbに近い音を解説します。
1. 100デシベル(db)の音量の目安
音の大きさはデシベル(db)と呼ばれる単位で表され、0dbから数値が大きくなるほど音が大きいことを表します。
まずは、他の大きさと比較したときの、100dbの音の大きさを確認しましょう。
100dbは、一般的に「きわめてうるさい」に分類される音です。100dbを超えると隣の人と会話をするにも大声、または怒鳴り声でなければ聞き取れません。
1-1. イヤホンで100db以上の音を聞きつづると難聴に
イヤホンで大きな音を聞き続けると、「イヤホン難聴」と呼ばれる音響性難聴になる可能性があり、特に100dBを超える音量はリスクが高まります。
WHOは2019年に、成人は80dBで1週間あたり40時間以上、子どもは75dBで40時間以上の使用がリスクの目安であると発表しました。また、12~35歳の10億人以上が大音量の音楽やゲーム音で聴力を失う危険性があると指摘しています。
難聴は一度発症すると回復が難しいため、予防が重要です。この危険性は骨伝導イヤホンにも当てはまります。
2. 100デシベル(db)の音の例
では、100dbの音というと、具体的にどのような場面が該当するのでしょうか。
以下は、100db相当とされる音の例です。
- 電車が通過中のガード下
- 自動車のクラクション(5m先)
- 液圧プレス(1m先)
- フルート
- オーケストラ(100名程度)の演奏
- プロの声楽者の歌声
上記からも、100dbは多くの人が「騒音」と感じやすい音量であることがよくわかるでしょう。ただし、例えばオーケストラの演奏や声楽者の歌声のように、同じ音量でも騒音とは判断されにくいケースも見受けられます。
3. 100デシベル(db)前後の音の例
100db前後の音がどの程度の騒音なのか、具体的に解説します。
3-1. 90デシベル(db)の音の例
暮らしのなかにある90db相当の音には、以下のようなものが挙げられます。
- 持ち運び用防犯ブザー
- 芝刈り機
- 騒々しい工場内
- 窓を開けた地下鉄の車両内
- ブルドーザー(5m先)
- 犬の鳴き声(5m先)
- 独唱(大声)
- ピアノの演奏
- パチンコ店内
90dbは、多くの人が「極めてうるさい」と感じる音量です。身近な音の騒音レベルとしては、最大域に突入する値ともいえます。
3-2. 110デシベル(db)の音の例
暮らしのなかにある110db相当の音の例は、以下のとおりです。
- 自動車のクラクション(2m先)
- 杭打ち
- オーケストラの演奏(音響ホールのステージ上)
- ピアノの協奏曲演奏(音響ホールのステージ上)
- ロックコンサート
110dbにもなると、聴覚機能に異常をきたす危険性が出てくる音量です。
まとめ
- 100dbは多くの人が「極めてうるさい」と感じる音量
- 100dbを超えると、隣の人と会話をするにも大声または怒鳴り声でなければ聞き取れない
- 100db以上の音を聞き続けると難聴の可能性あり
- 90dbは「極めてうるさい」音のレベル
- 110dbは「聴覚機能に異常をきたす」レベル
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