今回は、音の大きさの目安として、80デシベル(db)の音について、音の例や80dbに近い音を解説します。
1. 80デシベル(db)の音量の目安
音の大きさはデシベル(db)と呼ばれる単位で表され、0dbから数値が大きくなるほど音が大きいことを表します。
まずは、他の大きさと比較したときの、80dbの音の大きさを確認しましょう。
80dbは「うるさい音」に分類される音の大きさです。声の大きさで言うと、「かなり大きい声」のため、建物のよっては隣の部屋に聞こえる可能性があります。
1-1. 85db以上の音を聞き続けると騒音性難聴になる
85db以上の騒音環境に1日8時間、5年~15年以上さらされた場合、騒音性難聴が発症するリスクが高まると考えられています。工場や工事現場で働く場合は、しっかり防音対策をするようにしましょう。
2. 80デシベル(db)の音の例
80dbの音には、以下のようなものがあります。
- 走行中の電車内
- 鉄道の線路脇
- ピアノ
- 航空機内
- パチンコ店やゲームセンターの店内
- 弦楽器や管楽器
- 麻雀牌をかきまぜる音(1m先)
- 布団たたき(1.5m先)
- 救急車のサイレン(直近)
同じ80dbであっても、うるさいと感じるかどうかは、周辺環境や自身の状態などによって異なります。意外なことに、ピアノはパチンコ店や救急車のサイレンと同じ程度の音の大きさです。家でピアノを弾く場合は、隣や下の部屋に響かないように防音対策を施しましょう。
3. 80デシベル(db)前後の音の例
80db前後の音がどの程度の騒音なのか、具体的に解説します。
3-1. 70デシベル(db)の音の例
70dbの音には、以下のようなものがあります。
- 高速道路を走っている車内
- 騒々しい街中
- 大音量のテレビ
- セミの鳴き声(直近)
- 沸騰したやかん
- 潮騒
70dbは、多くの人が「うるさい」と感じ始める音量です。近くで聞くセミの鳴き声や大音量のテレビの音をイメージするとわかりやすいでしょう。
実は、潮騒も70db程度です。潮騒とは海水が満ちるときの波打つ音のことで、自然や安らぎを感じながら楽しむ方も多く見られます。
3-2. 90デシベル(db)の音の例
90dbの音の例をご紹介します。
- カラオケ店
- 大声での独唱
- 犬の鳴き声(直近)
- 大音量のステレオ
- ブルドーザー(5m先)
- 騒々しい工場内
90dbは「極めてうるさい音」に区分されます。90dbをイメージするには、カラオケ中の室内を思い浮かべてみてください。誰かが歌っている間は、すぐ近くにいる人と話そうとしてもほとんど聞こえないはずです。
90dbは、至近距離で犬に吠えられているくらいの音量ともいわれています。犬の鳴き声は騒音トラブルに発展しやすいため、防音パーテーションなどを使って壁の防音対策をしましょう。
まとめ
- 80dbは、一般的に「うるさい」とされる音量
- 85db以上の音を長期間聞き続けると、騒音性難聴になる可能性あり
- 70dbは、多くの人が「うるさい」と感じ始めるくらいの音量
- 90dbは、「極めてうるさい」とされる怒鳴り声や犬の鳴き声レベルの音量
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