今回は、音の大きさの目安として、70デシベル(db)の音について、音の例や70dbに近い音を解説します。
1. 70デシベル(db)の音量の目安
音の大きさはデシベル(db)と呼ばれる単位で表され、0dbから数値が大きくなるほど音が大きいことを表します。
まずは、他の大きさと比較したときの、70dbの音の大きさを確認しましょう。
70dbは、一般的に「うるさい」と感じる程度の音量で、日常生活に支障をきたしかねないほどの音です。また、70dbの音の環境ではかなり大きな声を出さないと会話ができませんのでストレスを感じることでしょう。
1-1. 適度な騒音は作業効率をアップさせる
Harvard Business Reviewの「なぜオープンオフィスよりもコーヒーショップの方が集中できるのか?」という記事をご紹介します。
この研究では、被験者が4つの背景騒音レベル(無音、50db、70db、85db)でグループを分け、創造的思考をテストされました。すると、70dbのグループ(カフェの雑音に相当)の成績が最も良かったことがわかりました。
よって、適度な背景騒音が、集中を妨げずに想像力を刺激し、創造性を高めることがわかります。
2. 70デシベル(db)の音の例
70dbの音は掃除機以外に、下記のようなものがあります。
- 高速走行中の自動車内
- 騒々しい事務所の中
- にぎやかな街頭
- セミの鳴き声(2m)
- やかんの沸騰音(1m)
どれも1mほどの距離で、大声でようやく会話ができるぐらいの音です。
先ほど、70dbの音の大きさは作業効率を上げるという実験結果をご紹介しましたが、家の中で70dbの音を大きさを出すとうるさいです。隣の部屋には聞こえますし、うるさいと苦情がくるレベルになるので注意が必要でしょう。
3. 70デシベル(db)前後の音の例
70db前後の音がどの程度の騒音なのか、具体的に解説します。
3-1. 60デシベル(db)の音の例
60デシベル(db)は次のような音が該当します。
- 洗濯機の稼働音
- 掃除機の音
- テレビの音
- トイレの音
- 目覚まし時計のアラームの音
日常生活の音としては特に気にならないレベルの音量です。しかし、時間や人によっては、うるさいと感じることもあるでしょう。早朝のアラーム音や深夜のテレビの音が例です。
3-2. 80デシベル(db)の音の例
80デシベル(db)は、次のような音が該当します。
- パチンコ店の店内
- 地下鉄・電車の車内
- 救急車のサイレン
- ピアノの音(1m)
などです。80dbになるとかなり大きな音なので、不快に感じたりうるさくて我慢できなくなったりする人も多いでしょう。
まとめ
- 70dbは、日常生活の中で「うるさい」と感じるレベルの音
- 70dbは作業効率を上げる
- 60dbは日常生活の音としては特に気にならないレベルの音量
- 80dbはかなり大きな音なので、不快に感じたりうるさくて我慢できなくなったりする人も多い
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