今回は、音の大きさの目安として、40デシベル(db)の音について、音の例や40dbに近い音を解説します。
1. 40デシベル(db)の音量の目安
音の大きさはデシベル(db)と呼ばれる単位で表され、0dbから数値が大きくなるほど音が大きいことを表します。
まずは、他の大きさと比較したときの、40dbの音の大きさを確認しましょう。
このように、40dbの音は「静かな音」に分類されます。静かな住宅街の昼くらいの音で、家の中で集中しやすく、心地よさを感じる音の大きさです。
1-1. 40dbの変化で音の聞こえ方は100倍変化
dbは少しの変化だけで、音の聞こえ方は大きく変わります。例えば騒音レベルが6db大きくなった場合、音量は2倍に変化します。各dbの差での音量の変化は、次の通りです。
音量 | 倍率 |
---|---|
0db | 1倍 |
1db | 1.12倍 |
6db | 2倍 |
10db | 3倍 |
20db | 10倍 |
40db | 100倍 |
60db | 1,000倍 |
80db | 10,000倍 |
100db | 100,000倍 |
120db | 1,000,000倍 |
表からわかるように、40dbの変化で、音の聞こえ方は100倍変わるのです。
1-2. 40dbは騒音とされる目安のひとつ
40dbという数値は、騒音に関するひとつの基準となっています。環境省が定めている、騒音の判断基準について確認します。
地域 | 基準値 | |
---|---|---|
昼間 | 夜間 | |
特に静音を要する地域(療養施設、社会福祉施設など) | 50db以下 | 40db以下 |
もっぱら住居の用に供される地域 | 55db以下 | 45db以下 |
主として住居の用に供される地域 | 55db以下 | 45db以下 |
相当数の住居に併せて商業、工業などの用に供される地域 | 60db以下 | 50db以下 |
騒音であるかどうかは、場所や時間帯によって異なりますが、特に静音を要する地域や時間帯(夜間)では、環境基準(維持されることが望ましい基準)が40db以下となっています。よって、40db以下であれば客観的に判断しても静かな環境であることが分かります。
2. 40デシベル(db)の音の例
40dbの音の例について、詳しく見ていきましょう。
- 深夜の市街地
- 図書館
- 静かな住宅地(昼)
40dbは、図書館や深夜の市街地など、比較的静かだと感じる人が多い音です。リビングや寝室など、リラックスすることを目的とした室内では、40db以下の環境が推奨されています。
3. 40デシベル(db)前後の音
ここからは、40db前後の音について詳しく解説します。
3-1. 30デシベル(db)の音の例
まず、30dbの音の例には次のようなものがあります。
- 鉛筆の筆記音
- 深夜の住宅街(郊外)
- ささやき声
- 木の葉のそよぎ
30dbは、静かな音に分類されており、少し意識を向けることで人間の耳でも聞き取ることが可能なレベルです。
3-2. 50デシベル(db)の音の例
50dbの音の例は、次の通りです。
- 静かな事務所内
- 家庭用エアコンの室外機
- 換気扇(1メートル)
- 人が通常発する声
50dbの音は、日常的によく聞く音です。静かではないものの、うるさいと感じない程度の音量が目安となっています。
まとめ
- dbは音の大きさを表す単位
- 40dbの差で音の聞こえ方は100倍変化する
- 40dbは、特に静音を要する地域の夜の時間帯の騒音基準
- 30dbはささやき声のような静かな音
- 50dbは日常的によく聞く音
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