「下の階に足音が響いていないか大丈夫かな?」
アパートやマンションなどの集合住宅に住んでいると、下の階に足音が響いていないか心配になるものです。
足音を抑えるグッズといえば、防音スリッパがありますが、実際のところ効果はあるのでしょうか?真相を解説しましょう。
1. 足音はマンションの騒音トラブルの原因1位
いきなりですが、ショッキングな事実をお伝えします。
不動産を扱う株式会社AlbaLinkが実施したアンケート調査によると、集合住宅居住者500人のうち、約8割の人が「騒音に悩んだ経験がある」と回答しました。
具体的な騒音トラブルとしては、以下のような回答結果でした。
1位:足音が響く(32.1%)
2位:声がうるさい (23.9%)
3位:宴会が騒がしい(9.69%)
4位:大音量の音楽(8.16%)
5位:楽器の音(7.65%)
参照:株式会社AlbaLink「【アパート・マンションの騒音トラブルランキング】男女500人アンケート調査」(複数回答)
そう実は、マンションの騒音トラブルの原因1位は「足音」なのです。なので、下の階への騒音を気にされているあなたの不安はただしく、マンションに住んでいる以上は足音を抑える必要があります。
2. スリッパは裸足で歩くより音が大きい
「スリッパを履いて足音を抑えよう」
この記事を用まれている方はそう思われたかもしれません。しかし、意外な事実をもうひとつお伝えします。実は、スリッパは裸足で歩くより音が大きいのです。それはなぜか、スリッパを履いて歩く時の音を思い出してください。「パタパタ」と音が鳴っていないでしょうか?
スリッパを履いて歩く場合、スリッパの素材や足の動きのせいで、歩くたびにパタパタと音が出ます。
一方、裸足で歩く場合は、足の裏が直接床に接触するため、音は一般的に小さく、柔らかい音になるのです。
よって、裸足とスリッパを履いた状態での足音を比較すると、スリッパの方が一般的に音が大きくなるのです。
3. スリッパはなぜパタパタ音がする?
スリッパで歩くと、なぜパタパタ音がするのでしょうか。主な原因は足とスリッパが固定されていないことですが、さらに詳しく見ていきましょう。
3-1. スリッパの形状とサイズ
スリッパはかかとが固定されていません。歩くたびに足とスリッパの間が離れてしまうことで、床との衝撃音が生じるのです。サイズが大きいと、よりその音は大きくなります。
3-2. スリッパの素材
底が硬い素材でできている場合、床にスリッパが当たったときの音が大きくなります。また、スリッパの裏地の素材が滑りやすい場合も、足が浮いてしまうため音が大きくなりがちです。
3-3. スリッパを履いたときの歩き方
スリッパを履いていると、足を引きずるように歩くことが多くなります。これにより、スリッパが床に対して擦れる音や、足がスリッパの底を押し下げるときの音が発生します。
以上がスリッパの音が鳴る原因です。とはいえ、これは通常のスリッパでの話。防音スリッパだとどうなのでしょうか。
4. 防音スリッパなら大丈夫?
防音スリッパは、底面にウレタンやラバー、フェルトなど吸音性の高い素材が使用されているスリッパです。通常のスリッパより底の吸音素材によって、人が歩いたときの床面への衝撃や振動を抑え、足音を和らげてくれます。
確かに、一般的なスリッパと比べると防音効果が見込めます。しかし、それでも防音スリッパは裸足よりも足音が大きくなる可能性があります。理由は次の通り。
4-1. スリッパの重量
単純に、スリッパを履くと裸足の状態よりも重くなります。それによって、歩く時に床に加わる力が大きくなります。この力が音の原因となるのです。
4-2. スリッパの形状
スリッパはその形状から、足に完全にフィットしません。よって、どうしても歩く時に足とスリッパが擦れる音が発生するのです。
また、スリッパの底は平らになっているため、床に対しても平らに当たります。すると、接触面積が広くなり、その結果、音が響きやすくなります。一方、裸足は、足の裏が柔軟に動き、床への接触音が分散されます。
以上が防音スリッパでも音がでてしまう理由です。では、下の階への騒音対策は諦めないといけないのでしょうか。そんなことはありません。ポイントは、床への衝撃音にあります。
5. 床への音の伝わり方
ここからは、音の伝わり方について解説しましょう。
音は大きく分けて次の2種類があります。
- 空気伝播音:話し声のように、空気中を伝わる音
- 固体伝播音:落下音のように、物体中を伝わる音
足音は、人が歩いたり走ったりすることで発生した振動が、建物を通じて下階へ伝わります。つまり、足音は固体伝播音です。
固体伝播音を抑えるには、床に伝わる振動や衝撃を抑える必要があります。スリッパだと、その形状から、どうしても足音を効果的に防ぐことはできませんでした。
では、床自体を変えればどうでしょう?
6. 下の階への騒音対策のおすすめは防音マット
MUTEがおすすめするのは、床の上に防音マットを敷く方法です。これなら、いくらスリッパが音をだしてしまうとはいえ、その音さえも防音マットは吸収します。
実は、スリッパの欠点はまだあります。
- スリッパを履いてくつろげない
- 子どもはスリッパを履くのを嫌がる
- 足音以外の音を防げない
最初こそ履くものの、次第にスリッパは煩わしくなってきます。その点、防音マットは裸足でもスリッパでもどちらでも大丈夫です。さらに、足音だけではなく、声や音楽の音が下の階に伝わるのを軽減します。
おすすめは、MUTEの「防音専科」。マット単体で遮音等級LL35(ΔLL-6)を誇り、最大82%の音を軽減します。タイルカーペットタイプなので、リビング、寝室、廊下など、あらゆる場所で設置が可能です。
下の階への騒音を抑えたい方は、防音スリッパもいいですが、根本的に解決したいなら防音マットが最強の防音対策と言えるでしょう。
まとめ
- マンションの騒音トラブルの原因1位は「人の足音」
- スリッパは裸足よりも音が出る
- スリッパを履くとパタパタと音が出るのは固定されていないため
- 防音スリッパは衝撃吸収性のある素材でできたスリッパ
- 防音スリッパでも裸足より音が出る可能性がある
- 原因は音の伝わり方と床
- 下の階への騒音対策のおすすめは防音マット
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