「騒音が気になって眠れない!」
一日の疲れをしっかりと取るために、静かでリラックスできる睡眠環境を整えることは大切です。
しかし、近隣住民が発する物音やトラックやバイクの走行音などの騒音が気になって眠りにつけないと悩んでいる方も多いでしょう。
そこで今回は、音が気になって眠れない方におすすめの騒音対処法を解説します。騒音による睡眠障害の具体的な症状をはじめ、睡眠中に目が覚めてしまうときの対処法や対策グッズも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1. 騒音ってどんな音?
騒音とは、音のなかでも「騒がしい」「不快だ」と感じる音のことです。同じ音であっても不快に感じるかどうかは異なるため、音を発している方にとっては騒音でなくても、周囲にとっては騒音であるケースも多く見受けられます。
騒音は、db(デシベル)という単位を使って音の大きさを表します。環境省が発表する「騒音に係る環境基準について」によると、住宅地における騒音基準は、日中で55db、夜間で45dbです。これ以上の大きさの音は騒音とみなされるため、注意が必要です。
では、55db、45dbはどのくらい音の大きさなのでしょうか。次の「騒音の目安」をご覧ください↓
表をみると、45dbは「図書館の館内」くらい、55dbは「書店の店内」くらいの音となります。それぞれの音を目安に、これ以上の音が出ていないか確認してみましょう。
参考:全国環境研協議会『騒音小委員会”騒音の目安について』
2. 騒音が引き起こす睡眠障害の症状
睡眠と関係がある自律神経。自律神経には、活動する際に働く「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」があります。眠りにつく際は「副交感神経」の働きが優位になり、体がリラックス状態になります。しかし、騒音などによって自律神経のバランスが崩れるようになると、睡眠障害に陥る可能性があるのです。
騒音を原因とする睡眠障害は『環境因性睡眠障害』と呼ばれます。騒音環境がなくなれば改善する不眠のことです。国立環境研究所では、標準的な精神科診断基準や国際疾病分類を参考に、「入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠困難のうち一つ以上の症状が、週1日以上の頻度で1ヵ月以上続けて発生し,そのための過剰な眠気等によって日中の活動に支障があり、本人が困っている場合」を不眠症と定義しました。
騒音環境にいる上で、「眠りにつきにくい」「途中で目が覚める」「朝早くに起きる」「寝た気がしない」などの症状に自覚があれば、あなたも「睡眠障害」の可能性があるでしょう。
参考:国立環境研究所 影山 隆之『騒音と不眠』1996
3. ちょっとした音で目が覚める人の対策方法
睡眠中にちょっとした物音や生活音が気になって目が覚めてしまう方も多いでしょう。騒音を解決することも大事ですが、自律神経のバランスを整えることも大事です。一日ですぐ整ることはできませんが、まずは次の対策法を実践してみましょう。
- 起きる時間・寝る時間を一定にする
- 夜更かし・寝すぎはしない
- 日中に眠気があるときは午後3時前までに30分以内の昼寝をとる
- 睡眠時間にこだわらない
- 早起きして日光を浴びる
- 午後適度に有酸素運動をする
- ストレスを発散する
- 寝る前は副交感神経を優位にする
- 寝る前にお酒を飲まない
- 快適に眠れる環境をつくる(温度は20℃前後、湿度は40~70%)
参考:厚生労働省『不眠症 | e-ヘルスネット』
4. 騒音で寝れない人のための対策グッズ
騒音が原因で眠りにつけない方におすすめの対策グッズを紹介します。
- 防音マット
- 耳栓
- ホワイトノイズマシン
4-1. 防音マット
騒音を原因とする不眠症を治すためには、騒音問題を根本的に解決する必要があります。そこで、もし上の階からの足音などでお悩みの場合は、上の階の騒音を出している家に防音マットを敷いてもらうと効果的です。住人同士で話合うと揉める可能性があるため、管理会社やオーナーに防音マットを敷いてもらえないか相談しましょう。おすすめの防音マットはMUTEの「防音専科」です。最大82%の音をカットする防音効果があります。
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4-2. 耳栓
コスパ良く騒音を防げる方法として耳栓が挙げられます。睡眠や読書、勉強をする際に活用するといいでしょう。しかし同時に、細菌感染や炎症を引き起こす外耳炎の原因にもなりうるので注意が必要です。また、根本的な解決にはなりませんので、一時的な対策となります。
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4-3. ホワイトノイズマシン
ホワイトノイズマシンとは、さまざまな周波数の音をミックスして騒音の一種を発生させる機械です。換気扇や扇風機のような「サー」や「ザー」などがホワイトノイズの一種であり、安眠効やリラックス効果、集中力向上などが期待できます。マスキングという手法での騒音対策です。同様、根本的な解決にはなりませんので、一時的な対策となります。
まとめ
- 騒音は自律神経のバランスを崩し、さまざまな不調を招く原因となる
- ちょっとした音が気になる場合は、リラックスできる環境を整える
- 騒音が原因で眠れない方は騒音対策グッズを活用する
上の階からの騒音でストレスになっている方は、MUTEの防音マット「防音専科」を敷いてもらえないか相談してみてください↓
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