防音マットは、子供の足音や楽器の音を防いでくれます。賃貸生活する上で騒音問題を避けるのであれば、床の防音対策に必須となるアイテムです。
しかし、ジョイントマットやコルクマット、防音カーペットなど、防音マットと呼ばれるマットにはいろんな種類があります。デザイン重視か、価格重視か、はたまた防音性能重視か、いろいろ見ていると悩む一方です。
防音マットと言えど、マットは立派なインテリアのひとつ。買うのであれば、失敗は避けたいですよね。
そこで、防音マット選びに悩む方のために、「1,000人」にアンケートした結果と32点15項目を調査した結果を基にカーペットメーカーが選んだ最強の防音マットをご紹介しましょう!
1. 防音マットとは? 防振マットの違い
そもそも防音マットとは何なのか、簡単にご説明しましょう。
防音マットとは、遮音と吸音機能を備えたマットのことです。音を跳ね返す「遮音」と、音を吸収する「吸音」の2つの力で、音を防いでくれます。
1-1. 防音マットで防げる音
防音マットで防げる音は、床への衝撃音です。
代表的なもので言えば、次の音を防ぐことができます。
- 子供の足音
- ピアノなどの楽器音
- ペットの足音
- 生活音
ここからは、もう少し専門的な話をしましょう。

ひとくちに「足音」といっても、実は音の種類には2つあるんです。
ひとつは「軽量床衝撃音」と呼ばれる、スプーンを落としたときやハイヒールで歩いたときのような、カツンと硬くて軽い音。もうひとつは「重量床衝撃音」といって、素足で歩いたり、ジャンプしたときのドスンとした重い音です。
このうち、防音マットがしっかり効果を発揮するのは「軽量床衝撃音」のほう。
ここで、こんなふうに思った方もいるかもしれません。
「子どもの足音って重たいから、防音マットを敷いても意味ないの…?」
実はこの「足音」にはちょっとややこしいところがあるんです。
分類上ではたしかに足音は「重量床衝撃音」とされています。
でも、軽量床衝撃音の測定には「子どもの足音に似た音を出す装置」が使われているんです。
つまり、防音マットが効果を発揮する「軽量床衝撃音」と、子どもの足音はとても近い音だということ。
だから、防音マットは実際の子どもの足音にもちゃんと効果があるんです。
一方、ジャンプしたときのようなドスンという「本当の重量床衝撃音」を完全に防ぐには、建物の構造が大きく関わってきます。それでも、マットを敷くことで「響き方」はぐっとやわらぎます。
参考:日本建設連合会 技術研究部会音環境専門部会『床衝撃音、床衝撃音レベル、床衝撃音遮断性能』
1-2. 防音マットと防振マットの違い

防音マットと似た名前のマットに、「防振マット」というものがあります。防振とは、物の振動を防ぐマットです。
またまた専門的な話を少し。

音には「空気伝播音」と「固体伝播音」の2種類があります。空気伝播音は、空気中を伝わって耳に届く音で、固体伝播音は、物体を伝わって耳に届く音です。
防振マットは、この「固体伝播音」を主に防ぐマットなのです。
「ピアノ」を具体例としてご説明すると、ピアノの音色が空気伝播音で、ピアノの打鍵時による振動音が「固体伝播音」となります。
よって、最強の防音マットは、「空気伝播音」と「固体伝播音」の両方を防げるというのがポイントのひとつになってきます。
2. 防音マットでの騒音対策の重要性
防音マットがどれくらい重要かご存じでしょうか?
生活していると当たり前のように音がでます。無音で生活をすることは不可能です。戸建てのように家族で1つの建物で生活する場合は、お互いの音に対して寛容になれるかもしれません。
しかし、賃貸マンションやアパートなど集合住宅で生活をする場合はどうでしょう。赤の他人が音を出している場合、途端にそれが許容できなくなるのです。
2-1. マンショントラブルの種類と割合
以下の「マンショントラブルの種類と割合」のグラフをご覧ください。

参考:株式会社ジャストイット 分譲マンショントラブルに関する調査
このグラフは、分譲マンションで生活したことのある男女275人に、どのようなマンショントラブルを経験したか調査した内容です。
アンケートの結果「騒音」が最も多いことがわかりました。マンショントラブルを経験した人の中で、80%の人が「騒音」を原因としたトラブルを経験していたのです。
騒音問題は思っているより身近なトラブルなのです。
2-2. 騒音トラブルの内容
以下の「騒音トラブルの内容」の表もご覧ください。

参考:株式会社ジャストイット 分譲マンショントラブルに関する調査
こちらは、騒音トラブルを経験した人に、騒音の原因をアンケートで詳しく聞いて分類したグラフです。
最も多かったのが「子供の足音」でした。
他に「物音」「音楽」「洗濯機」など、床を通しての階下への騒音が多いことが分かります。
このように、マンション生活で騒音トラブルを避けるためには、床への防音対策、つまり「防音マット」を敷くことは必須と言っても過言ではないのです。
3. 防音マットの選び方
防音マットの重要性が分かったところで、選び方を解説しましょう。
MUTEは「防音専科」という防音マットを開発するにあたって、1,000人の方にアンケート調査を行いました。
このアンケート結果を分析したところ、防音マットを選ぶ上で大事なポイントが3つあることに気づいたのです。それが次の3つです。
【防音マットの選び方】
- 防音性能(遮音等級と防振性)
- デザイン性
- 防音以外の機能
3-1. ポイント①:防音性能(遮音等級と防振性)
まずは「防音性能(遮音等級と防振性)」。これが一番大事です。
遮音等級とは、「L値」という数値で表される、その物体の防音性能です。
下記の「遮音等級と防音マットの比較」という表をご覧ください。

「LL-60」から「LL-35」へ、遮音等級の数値が小さくなるほど、防音性能が高くなります。
カーペットやコルクマットも一定の防音性能はありますが、それでも階下には「小さく聞こえる」レベルの防音性能です。
騒音はデリケートな問題であり、たとえ小さく聞こえる程度であっても避けた方が無難です。なぜなら、小さな音でもタイミングや頻度、聞き手の精神状態・性格によって騒音になる可能性が高いからです。
また、忘れてはいけないのが「防振性」。「固体伝播音」も防いでくれる防音マットを選びましょう。
まとめると、遮音等級が高い、かつ、防振機能も備えている防音マットを選ぶことをおすすめします。
3-2. ポイント②:デザイン性
次に見るべきポイントはデザイン性。
1,000人へのアンケートの中で、ジョイントマットやコルクマットなどを使われているご家庭は、こんなことをおっしゃっていました。
「ジョイントマットが部屋のインテリアに合わない」
「コルクマットなどの防音マットだと安っぽく見える」
「子どもが大きくなった時に、ジョイントマットは使いにくい」
お声から本音を読み解くと、「子供やペット用にジョイントマットやコルクマットを買ったけど、正直おしゃれさは妥協して使っていた」ということです。
防音マットもカーペットとして立派なインテリアのひとつ。部屋の一面に敷くなら、色やデザインは妥協すべきではありません。
買ってから後悔しないようにするには、デザインが気に入ったおしゃれな防音マットを選びましょう。
3-3. ポイント③:防音以外の機能
最後は、防音以外の機能面です。
1,000人へのアンケートの中で、防音マットの防音性能とデザイン性以外に、機能面ではこんなお声をいただきました。
「ジョイントマットは埃っぽい」
「歩く場所にはよいが、リビングなど寝転びたい場所には防音マットやカーペットは固すぎる」
「ジョイントマットは肌触りが悪い」
インテリア性の他に、防音マットには機能面ややわらかさで不満があることがわかります。
よって、「掃除のしやすさ」「やわらかさ」「触り心地」「抗菌」「防ダニ」などの機能面も重視した方が、満足のいくお買い物となります。
4. おすすめの最強防音マット
お待たせしました。
ここからは、本当におすすめできる“最強の防音マット”をご紹介します。
今回は、以下の条件で防音マットを比較・調査しました。
【選定基準】
・防音性
・コスト(価格帯)
・機能性(安全性・使いやすさなど)
【調査対象】
・楽天市場
・Amazon
・ニトリ
・ホームセンター
・防音マットを扱う各種ECサイト
合計32商品を対象に、15項目をチェック。その中から、安心しておすすめできるものを厳選しています。
なお、今回の調査結果資料は「防音マット比較BOOK」として、MUTEの会員登録をされた方に無料プレゼント中です。
じっくり比べて選びたい方は、ぜひチェックしてみてください。
4-1. 安い防音マットなら「ジョイントマット」が最強
防音マットの中でも、とにかく価格が安いのが「ジョイントマット」。
よく見かける、パズルのようにつなげるタイプのマットです。
デザインが少しチープに感じたり、冬は冷えやすかったりと気になる点もありますが、
「できるだけ安く、防音対策を始めたい」という方には、ひとつの選択肢になると思います。
ただし、選ぶときにはちょっと注意が必要です。
「ジョイントマットなら何でも防音できる」わけではありません。なかでも、遮音等級が記載されている商品を選ぶのがポイントです。この等級が書かれていないものは、防音効果の保証がないからです。
また、「厚みがある=防音効果が高い」わけではありません。
防音性能に関わるのは厚みだけでなく、素材の種類や構造、加工方法が大きく影響します。
とはいえ、こういった細かいポイントを見ただけで効果を判断するのはなかなか難しいもの。だからこそ、「遮音等級」が表示されているかどうかをチェックするのが、安心で分かりやすい選び方です。
たとえば、ダイソーのジョイントマット(45cm角・厚み10mm)は、50cm角あたりに換算すると約136円と、かなりお手頃な価格です。また、コーナンの大判ジョイントコルクマットも50cm角あたり約285円と安い価格で提供しています。
ただ、こういった価格帯のマットは、遮音等級が明記されていないことが多く、仮に記載があっても、「遮音性の高いフローリングと組み合わせた場合」の数値であることも。そのまま敷いても、思ったほどの効果が出ない可能性があります。
実は、防音専科をつくるきっかけになったMUTEのスタッフ自身も、過去に騒音トラブルに悩まされていた一人です。当時は、なんとかしようとジョイントマットを二重に重ねて生活していました。それでも、階下からの苦情は止まらなかったのです。
さらに、防音以外の面でも注意したい点があります。
たとえば、
-
すべりやすい
-
床暖房には非対応
-
デザインが安っぽい
など、実際に使ってから気になる部分が出てくることもあります。
実際、私自身も以前、ジョイントマットを部屋一面に敷いて暮らしていたことがあります。ですが、湿気のせいでマットがすべりやすくなり、転んでしまったことがありました。
こうした点をふまえると、「とにかく安さ重視」という場合には良い選択になる一方で、家で長く快適に使いたいという方には、もう少し機能性や安全性を重視したマットを選ぶ方が安心かもしれません。
4-2. 最強の防音マットは「防音専科」
自信をもって言えます。
最強の防音マットは「防音専科」です。
なぜなら、1,000人アンケートを基に商品開発した防音マットが「防音専科」だからです。つまり、防音マットを使ったことがある人の不満を取り除いたのが「防音専科」なのです。
防音専科が最強の防音マットである理由は5つあります。
- マット単体で遮音等級「LL35」(ΔLL6)、世界最高レベルの防音性
- 一流デザイナーが設計したおしゃれなタイルカーペット
- 転倒しても大丈夫なやわらかさ
- 埃の舞い上がりを10分の1に抑えるカーペット
- ストレスを緩和してくれる安らぎの肌触り
4-2-1. 遮音等級「LL35」(ΔLL-6)、世界最高レベルの防音性
MUTEの防音専科は、遮音等級「LL35」(ΔLL6)で、世界最高レベルの防音性能を備えています。
下記の表をご覧ください。

表をみていただくとわかる通り、一般的なカーペットが遮音等級「LL50」、コルクマット、防音カーペットの遮音等級が「LL45」なので、防音専科の遮音等級「LL35」(ΔLL-6)は他の防音マットと一線を画す防音性能です。
また、「LL35」(ΔLL-6)という数値は外部試験機関により取得した結果です。自社で試験した結果ではないので、公正な数値となります。
また、防音専科は、子供の足音も防音することができるほどの「防振性」を備えています。
すでに防音専科を選ばれたお客様へのインタビューでは、ジョイントマットやコルクマットでは、防音性を満足できなかったというお声をいただきました。
防音専科なら、防音マットで一番大事な「防音性能」(遮音等級+防振性)について、満足のいく環境をご提供できます。
4-2-2. 一流デザイナーが設計したおしゃれなタイルカーペット
1,000人のアンケートでわかったこと、それは、子供やペット用にジョイントマットやコルクマットを買ったご家庭は、「正直おしゃれさは妥協して使っていた」ということです。
そのお声に応えるため、MUTEの防音専科は、高級感のあるデザインに仕上げました。
この防音専科のデザイン性には根拠があります。
というのも、防音専科は、高級ホテルや高級車、一流ブランドのカーペットのラグを開発するデザイナーによって設計されたのです。
色は、心がやすらぐベージュ、グレー、ホワイト、グリーンを採用し、継ぎ目はミリ単位の調整により目立ちにくくなっています。
MUTEの防音専科なら、防音性を保ちつつもおしゃれな空間に仕上げることができます。これはジョイントマットでは叶えることができません。
4-2-3. 転倒して大丈夫なやわらかさ
1,000人にアンケートした結果、ジョイントマットやコルクマット、一般的な防音マットを使っていたご家庭には、こんな不満がありました。
「歩く場所にはよいが、リビングなど寝転びたい場所には防音マットやカーペットは硬すぎる」
防音専科は、カーペットの硬さについても向き合いました。
こちらの「硬さ比較表」をご覧ください。

床の硬さは「G」という単位で表されます。
日本建築学会「床性能評価指針」によれば、幼稚園や老人ホームは「100G以下」が推奨されています。
防音専科の固さは「75G」。推奨レベルの100G以下を余裕でクリアしているのです。転倒によるケガの心配がぐっと少なくなるのです。
ちなみに、「75G」に設定したのにも理由があります。「G」は低ければ低いほどよいのではありません。「Gが低い」=「柔らかい」となります。床材は柔らかすぎると足腰への負担が大きく、歩きにくくなります。最悪、歩くだけで酔った感じになるのです。
防音専科は、身体への負担が最も少なく安全性が高い、最適なバランスを追求しました。それが「75G」だったのです。
*1:カーペット工業組合の調査などを基に弊社作成。防音専科は外部試験機関でのテスト結果を掲載
*2:日本建築学会「床性能評価指針」における推奨値(100G以下)
4-2-4. 埃の舞い上がりを10分の1に抑えるカーペット
1,000人にアンケートした結果、ジョイントマットやコルクマット、一般的な防音マットを使っていたご家庭には、続いてこんな不満がありました。
「ジョイントマットは埃っぽい」
埃っぽいと言われるジョイントマットですが、カーペットの方も埃っぽいというイメージはないでしょうか?
実はカーペットには、空気中に舞っている埃を、フローリングと比べて10分の1に抑える役割があります。防音専科はロボット掃除機でのお掃除も可能なので、定期的なお掃除で簡単に、長く快適に過ごせるのです。
4-2-5. ストレスを緩和してくれる安らぎの肌触り
1,000人にアンケートした結果、ジョイントマットやコルクマット、一般的な防音マットを使っていたご家庭には、こんな不満がありました。
「ジョイントマットは肌触りが悪い」
防音専科はカーペットタイプの防音マットです。
タイルカーペットタイプとラグタイプとありますが、どちらにも共通して言えることは、カーペットは肌触りがいいこと。
特に防音専科は、接触冷感値が高く、ウールよりサラリとした肌触りで、夏も快適に過ごすことできます。また、断熱構造により、冬は床の冷たさを伝えません。冷暖房費の節約にもおすすめなのです。
また、肌に直接触れるパイルはエコテックス®スタンダード100(※1)を取得しています。
*1:350種以上の有害物質を対象とした世界最高水準の安全性認証
以上が防音専科が最強の防音マットと言える理由です。
防音マット選びにお悩みの方は、ぜひMUTEの「防音専科」をご使用下さい。
まとめ
- 防音マットは遮音と吸音機能を備えるマット
- 防音マットは「遮音等級」「デザイン性」「防音以外の機能」を見て選ぶ
- 安い防音マットならジョイントマットが最強
- 総合的な機能で選ぶなら「防音専科」が最強
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