引き戸の騒音は「引き戸自体が出す音」と「引き戸を通して聞こえる音」の2種類があります。 それぞれ原因と対策が異なるため、状況に合った方法を選びましょう。
1. 引き戸から発生する音

引き戸とは、横にスライドするタイプのドアです。開けやすく部屋のスペースを確保しやすいメリットがあります。
一方で、開き戸に比べるとドアと壁の間やスライド部分に隙間があり、音が漏れやすいのがデメリットです。
引き戸から発生する音には、主に以下のようなものがあります。
- 引き戸を開けたとき、壁とぶつかる音やスライド音
- はめ込みガラスが付いている場合、歪みによってガラスが音を立てるケース
- スライドのたびにガタガタと音がする場合、壁や床を伝って近隣・階下に音が伝わる恐れ
このように引き戸から出る音は多く、騒音には注意が必要です。
2. 引き戸から出る音の防音対策
引き戸自体が出す音の防音対策を、不具合別に解説します。
2-1. レールの不具合による音
引き戸の騒音で多いのが、レールに問題があるケースです。レールには凹型と凸型の2種類があり、音の原因が異なります。
| レールの種類 | 音の原因 |
|---|---|
| 凹型 | 凹み部分にホコリや髪の毛がたまり、スムーズにスライドできなくなる |
| 凸型 | 横からの力に弱く、レールが歪んで動きが悪くなる |
どちらのタイプでも戸車との摩擦は避けられず、経年劣化で変形します。レールの変形が見られる場合は、レール自体の交換が必要です。
防音対策としては、以下の方法があります。
- レールにシリコンスプレーを使用する
- レールを掃除してゴミを取り除く
2-2. 戸車の故障による音
戸車は、引き戸の上下に取り付けることでスムーズなスライドを可能にする小さな車輪です。
ホコリや髪の毛を巻き込むと回転に不具合が生じ、「スムーズにスライドできない」「ガタガタと音が出る」などの原因になります。
巻き込んだゴミを除去すれば改善が見込めますが、除去しても直らない場合は以下の対策が必要です。
- 戸車に潤滑スプレーを使用する
- レールをシリコンスプレーで滑りやすくする
2-3. 引き戸の歪みによる音
古い引き戸の場合、経年劣化によって歪んでいるケースがあります。歪みがあるとスムーズにスライドできず、ガタガタと音が出る原因になります。
はめ込みガラスがある場合は、歪みによってガラスがしっかりはまっていないこともあります。開閉のたびにガラスが揺れて音を立てるため、隙間を埋める・ガラスを固定するなどの応急処置が必要です。
ただし、引き戸自体の歪みによる騒音は改善が難しいため、交換を検討するのがおすすめです。
3. 引き戸を通して聞こえる音の防音対策
引き戸を通して聞こえる音には、防音グッズでの対策が有効です。
3-1. 防音シート

遮音・吸音効果のある防音シートです。比較的軽量でカットも簡単なため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
引き戸自体に貼ることで、引き戸を通して聞こえる音を軽減できます。
引き戸に傷をつけたくない場合は、吸音パーテーションを音との導線上に設置する方法もあります。MUTEの吸音パーテーションは、音漏れの軽減に活用できます。設置の際は転倒にご注意ください。
3-2. 防音テープ

防音テープで引き戸の隙間を埋めることで、部屋からの音漏れや隙間風を防ぐことができます。
クッション性に優れた製品が多く、開閉時の壁との衝撃を抑える効果もあります。
3-3. 防音カーテン

防音カーテンを選ぶ際は、天井から床まで引き戸を覆えるサイズを選びましょう。
引き戸を覆うように設置すると、防音カーテンの性能に加えて、引き戸とカーテンの間に空気層ができ、音漏れ防止の効果がさらに高まります。
引き戸の防音に関するよくある質問
Q.引き戸と開き戸ではどちらが防音性が高いですか?
開き戸の方が防音性は高いです。 引き戸はスライド構造のため、ドアと壁の間に隙間ができやすく、音が漏れやすい構造です。開き戸はドア枠に密着するため気密性が高く、音漏れが少なくなります。
Q.引き戸のガタガタ音は自分で直せますか?
レールの掃除や潤滑スプレーで改善できるケースが多いです。 まずレールのゴミを取り除き、シリコンスプレーで滑りをよくしましょう。戸車の不具合も同様に、ゴミの除去と潤滑スプレーで対処できます。歪みによる音は改善が難しいため、交換を検討してください。
Q.賃貸で引き戸の防音対策をする際の注意点は?
原状回復できる方法で設置することが重要です。 防音テープは粘着跡が残りにくいものを選び、防音カーテンは突っ張り棒で設置すれば壁を傷つけません。防音シートを引き戸に直接貼る場合は、事前にマスキングテープで保護しておくと安心です。
Q.引き戸の隙間を埋めると開閉しにくくなりませんか?
テープの厚みによっては開閉に影響が出ることがあります。 薄手の防音テープから試し、開閉に支障がないか確認しながら調整しましょう。厚すぎるテープを貼ると引き戸が動かなくなる場合があるため、注意が必要です。
まとめ
- 引き戸は隙間が多く、室内の音が漏れやすい
- 経年劣化によって、引き戸自体が騒音を発生する
- 引き戸の騒音は、原因に合わせた防音対策が必要
- 防音シート・防音テープ・防音カーテンで引き戸を通して聞こえる音を対策できる
- 引き戸をひきずる音は「固体伝播音」で対策が難しい。足音やピアノの打鍵音など振動で伝わる音には、防音マットなど床の防音対策が必要
引き戸をひきずる音は「固体伝播音」と言って対策が難しい音です。もし足音やピアノの打鍵による振動音などの「固体伝播音」でお困りの場合は、MUTEの防音マット「防音専科」がおすすめです↓
MUTEの防音マット「防音専科」についてもっと知りたい方は↓
MUTE 防音専科って本当のところ買ってよかった?レビューや口コミを調査!
防音についておすすめのブログはこちら↓
最強の防音マットはこれ!1,000人アンケートで分かったおすすめ3選!
自宅カラオケの防音対策!うるさいと言われないための防音グッズ
ゲームの防音対策!部屋で実況配信をしたい方必見の防音グッズ!
