都会の幹線道路沿いや鉄道の沿線に住んでいると、車や電車の騒音、工事や建設現場の音、通行人の話し声などが気になってしまう方も多いでしょう。
そこで今回は、外からの騒音の具体例や音の大きさを紹介しながら、おすすめの騒音対策を解説します。自宅で気軽に取り入れられる対策法も解説します。
1. 外からの騒音の例と音の大きさ

まずは外からどんな騒音が聞こえるか整理しましょう。一般的に、音には大きく分けて次の2つがあります。
- 空気伝播音
- 固体伝播音
1-1. 空気伝播音にあたる外からの騒音
空気伝播音とは、空気を介して伝わる音です。空気伝播音の具体例は、次のとおりです。
- 人の話し声
- テレビや音楽の音
- 車のクラクション など
音源から離れれば離れるほど音は小さくなります。また、壁や建物など、音を遮るものを通り抜ける際にも小さくなります。
1-2. 固体伝播音にあたる外からの騒音
固体伝播音とは、壁や床などの固体が振動することで発生する音です。固体伝播音の具体例は、次のとおりです。
- ドアの開閉音
- 工事の騒音
- 車・トラック・電車などが通過する際の振動音 など
固体伝播音は振動を抑える必要があることから、自部屋の防音対策で防ぐことが難しいでしょう。防音対策の影響より、建物の強度の影響の方が大きいからです。
1-3. 防音対策で軽減できるのは空気伝播音
まとめると、外からの騒音について、話し声やクラクションといった空気伝播音は防音対策で軽減することはできるが、車や電車の振動音といった固体伝播音については防音対策で軽減することは難しいということになります。
2. 窓の防音対策
ここからは、外からの「空気伝播音」を手軽に軽減できるおすすめの対策方法をご紹介します。
まずは窓の防音対策。一般的に屋外からの騒音は、窓を通して入ってきます。窓は壁に比べて薄く、隙間が生まれやすいためです。方法は次の2つ。
2-1. 防音カーテンを取り付ける

防音カーテンとは、生地に特殊な加工がされており、通常のカーテンに比べて分厚くなっているカーテンです。外からの騒音を防いでくれる効果だけでなく、遮光性や遮熱性を兼ね備えています。窓よりも少し大きめのタイプを選ぶと、より高い遮音性が期待できるでしょう。
防音カーテンって効果ある?防音効果と選ぶ際の4つのポイントを解説!
2-2. 窓の隙間に防音テープを貼り付ける

防音テープは、窓の隙間に貼るテープのことです。隙間をなくすことで、窓の隙間から入ってくる音を軽減します。100円均一のダイソーでも手に入る初心者向けの防音グッズです。少し閉めるのがきついくらいの密度がちょうどいいポイント。
3. 壁の防音対策
壁を通しても音は入ってきます。例えば、木造アパートとRC造のマンションでは、入ってくる音に20dbほどの差があります。壁の防音対策は下記の通りです。
3-1. 壁に吸音材を設置する

吸音材は、防音パネル、防音ボードとも呼ばれる壁の防音グッズで、壁に貼ることで、部屋の中もしくは外から聞こえてくる音を吸音します。
壁が薄くて、近隣の音が聞こえたり、道路や線路からの大きな音が気になったりする場合は、吸音材を設置してみてください。
なお、壁に傷をつけたくない方は、防音パーテーションを壁に立てかける方法がおすすめです。お悩みの方は、音を体感で"半分"に軽減するMUTEの「吸音パーテーション」をご覧ください。
3-2. 家具の位置を変えて遮音性を高める

防音グッズを使わずに防音対策をする方法もあります。たとえば、家具や家電をうるさい方角の壁に沿わせて置くことで、外から聞こえる生活音や道路、線路などの交通騒音をある程度緩和することが可能です。
ただし、家電についてはあまり壁に近づけすぎると、家電の振動音が壁を伝って部屋に響く可能性があるので、少し離しておきましょう。
まとめ
- 騒音には「空気伝播音」と「固体伝播音」がある
- 部屋の防音対策で防げるのは空気伝播音
- 外からの騒音対策は「窓」「壁」の2つからアプローチする
建物内の騒音については、騒音を出している家に防音マットを敷いてもらうことで改善します。MUTEの防音マット「防音専科」について詳しく知りたい方はこちら↓
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