換気扇の騒音は、外部音の侵入と換気扇自体の不具合が主な原因です。 防音フードや防音スリーブなど、賃貸でも使えるDIYグッズで対策できます。
1. 換気扇がうるさい原因

換気扇がうるさくなる原因は、大きく2つに分けられます。
1-1. 屋外の音が入り込んでいる
換気扇は外部と直結しているため、音の通り道になり、外部の音が入り込む構造です。
換気扇のタイプによって、外部音の入り込みやすさが異なります。
| タイプ | 構造 | 外部音の入りやすさ |
|---|---|---|
| シロッコファン | ダクトを通して屋外に接続 | 入りにくい |
| プロペラ | 壁に大きな穴を開けて設置 | 入りやすい |
シロッコファンはダクトを経由するため外部音が侵入しにくく、動作音も静かです。一方、プロペラタイプは外部からの音が直接侵入しやすく、防音性は低いのが特徴です。
1-2. 換気扇に不具合がある
換気扇自体から異音がする場合は、不具合が考えられます。異音の種類によって原因が異なります。
| 異音の種類 | 考えられる原因 |
|---|---|
| キュルキュル | 潤滑油不足 |
| ゴー | 油汚れやホコリの蓄積 |
| カタカタ | モーターの破損 |
| ジー | 部品のサビ |
| キーン | 経年劣化 |
換気扇の耐用年数は約15年です。長期間使用している場合は、交換も検討しましょう。
2. 換気扇の防音で防げる音
防音対策で防げる音と防げない音があります。音の伝わり方を理解して、適切な対策を選びましょう。
2-1. 空気伝播音
空気を振動させて伝わる音です。人の声、テレビの音、車の走行音などが該当します。
換気扇の防音対策で軽減できるのは、この空気伝播音です。防音フードや防音スリーブで換気扇からの音の侵入を抑えられます。
2-2. 固体伝播音
床や壁などの構造体を振動させて伝わる音です。足音、物を落とす音、排水音などが該当します。
固体伝播音は換気扇の防音対策では防げません。足音などの振動音には、防音マットなど振動を吸収する対策が必要です。
3. 換気扇の防音DIYグッズ
賃貸でも手軽に設置できる防音グッズを紹介します。
3-1. 防音フード
吸気口の外壁側に取り付ける、消音材入りのフードです。外部から入り込む音を軽減します。
通常のフードと交換するだけで設置できます。価格は5,000円程度から購入可能です。
既存のフードを外して取り替える作業が必要なため、賃貸の場合は管理会社に確認してから設置しましょう。
3-2. 防音スリーブ
ダクト内に配置する筒状の防音グッズです。ダクトの中に入れるだけで設置できます。
価格は1個あたり600円〜2,000円と手頃で、取り付け・取り外しも簡単です。賃貸でも原状回復しやすいため、最も手軽な対策と言えます。
4. リフォームで防音対策
DIYでは効果が不十分な場合は、リフォームによる本格的な対策も選択肢です。
4-1. 防音チャンバー
ダクト内に設置する、吸音材が入った箱型の装置です。ダクトを通る音を吸音材で吸収し、外部からの騒音を軽減します。
本体価格は2万円台からです。取り付けには専門業者への依頼が必要な場合があります。
4-2. レンジフード
キッチンの換気扇がうるさい場合は、レンジフードの交換も有効です。
レンジフードの形状によって静音性が異なります。
| タイプ | 静音性 | 特徴 |
|---|---|---|
| スリム型 | 高い | 最も静音性に優れる |
| フラット型 | 中程度 | 省スペース |
| ブーツ型 | 低い | 従来型 |
スリム型が最も静音性が高く、交換の際におすすめです。
費用の目安は以下の通りです。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 撤去・設置費 | 4〜8万円 |
| フード本体 | 2万5,000円〜15万円 |
| 合計 | 6万5,000円〜23万円 |
換気扇の防音に関するよくある質問
Q. 換気扇の音はどのくらいのデシベルですか?
A. 一般的な換気扇の動作音は40〜50dB程度です。 静かなオフィスや家庭用エアコンの室外機と同程度の音量です。ただし、不具合がある場合はさらに大きな音が出ることがあります。
Q. 賃貸で最も手軽にできる換気扇の防音対策は?
A. 防音スリーブが最も手軽です。 ダクト内に入れるだけで設置でき、価格も1個600円〜2,000円と手頃です。取り外しも簡単なため、退去時の原状回復にも対応しやすいグッズです。
Q. 換気扇の異音は自分で直せますか?
A. 潤滑油不足や汚れが原因の場合は、掃除と注油で改善することがあります。 ただし、モーター破損やサビによる異音は自分での修理が難しいため、専門業者に相談しましょう。
Q. 換気扇を塞いで防音することはできますか?
A. 換気扇を完全に塞ぐのはおすすめしません。 換気が機能しなくなると、結露やカビの発生、室内の空気汚染につながります。防音フードや防音スリーブなど、換気機能を維持しながら音を軽減できるグッズを使いましょう。
まとめ
- 換気扇がうるさい原因は外部音の侵入と換気扇自体の不具合の2つ
- 防音対策で軽減できるのは空気伝播音。固体伝播音には別の対策が必要
- 賃貸なら防音スリーブ(600円〜)が最も手軽
- 防音フード(5,000円〜)は外壁側からの音の侵入を軽減
- 本格的な対策ならレンジフード交換(6万5,000円〜)やリフォームを検討
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