「自宅で歌いたいけど、近所迷惑にならないか心配」
「夜中でもボイスチャットをしながらゲームがしたい」
そんなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、自宅での歌の練習やボイスチャットの声が気になる方に向けて、防音マイクについて解説します。
1. 防音マイクの防音効果
防音マイクとは、防音機能が備わっているマイクです。一般的に、口元にカップやシールドが装備されており、それらが声を吸収してくれることによって、防音できる仕組みとなっています。音の発生源である口元を覆うカップタイプの場合、20~30db程度の軽減効果があります。
また、カップタイプのマイクの場合は、口元にしっかりとフィットさせることによって最大限の効果を発揮します。シールドタイプの場合は、シールドに口元が近いほど高い効果が期待できます。
2. 防音マイクのデメリット
防音マイクによって音を抑えることができる反面、いくつかのデメリットがあります。
- 口が動かしにくい
- 息継ぎがしにくい
- 声がこもりやすい
- 正しい発声ができない
カップタイプの場合、口元にカップ部分をフィットさせて歌ったり、話したりする必要があるため、「口が動かしにくい」「息継ぎがしにくい」といったデメリットがあります。また、声がこもりやすく、カップ部分に響いた声が自分に大きく聞こえるため、歌が上達したような錯覚を覚えるケースもあります。
逆に、口が動かしにくいからといってあまりフィットさせずに使用すると、カップと口元の間に隙間ができるため、防音効果が減少する点に注意が必要です。
3. 防音マイクの費用感
防音マイクの価格は、性能によって差がありますが、安い製品で1,000円台、さまざまな便利機能が付属している製品であれば10,000円近い価格です。
高機能で高価な製品を購入したものの使用頻度が少ない場合は、カラオケ店に通ったほうが安くなるケースもあるため、使用目的や使用頻度、必要な機能を事前に確認しておきましょう。
4. 防音マイクがおすすめの人
防音マイクを使うと、大きな声を自宅で出せます。自分の声が日常会話レベルまで抑えられるため、マンションやアパートでも気にしすぎる必要はありません。
そんな防音マイクは、次のような人におすすめです。
- マンションやアパートなどで近所迷惑が気になる
- カラオケに行きたいが時間がない
- 自宅で本格的なボイストレーニングがしたい
- 大きな声を出してストレス発散したい
- ネット配信やオンラインゲームなどで夜でもボイスチャットがしたい
- 自宅でテレワークをしている
4-1. カラオケやボイストレーニングをする人
防音マイクを使えば、自宅でカラオケを楽しむことができるのでおすすめです。また、防音設備の整った環境が必要なボイストレーニングも可能です。一方で、口の動きは制限されるため、フォームをくずさないように気をつけましょう。
4-2. ゲームのボイスチャットをする人
オンラインゲームでのボイスチャットで使用することを目的とした製品もあります。オンラインゲームを夜間に楽しみたい人でも、防音マイクを使用することで近所への迷惑を気にしすぎずボイスチャットが利用可能です。
4-3. テレワークをする人
自宅でテレワークをしている方にもおすすめです。カップタイプは、手持ちが大半です。一方、シールドタイプはスタンドに取り付けて使用するので、好きな位置に設置できます。
5. 防音マイクの選び方
防音マイクを購入する際は、自分の使用目的や使用頻度によって必要な機能や性能を選びましょう。防音マイクは、一体型と分離型の2種類があります。
5-1. 一体型の防音マイク
一体型の防音マイクは、マイクと口元を覆うカップが一体になっており、口をまるごと覆うことによって高い防音効果が期待できます。そのため、自宅で気軽にカラオケを楽しみたい方におすすめです。
5-2. 分離型の防音マイク
分離型の防音マイクとは、マイクとは別にリフレクションフィルターと呼ばれるシールドが付属しているタイプです。吸音効果のあるシールドをマイクの前に設置することによって、声を吸収しつつ、周囲へ音が漏れることを防ぐ効果があります。
5-3. 一体型と分離型の防音マイクの比較
一体型ではマイクの機能と防音性能を別々に選べませんが、分離型の場合はマイクの機能と防音性能を好みに合わせて選ぶことが可能です。
また、分離型は、口元を覆ってしまう一体型よりも口が動かしやすいため、ボイストレーニングにおすすめです。歌う目的以外にも、オンラインゲームのボイスチャットやネット配信での使用にも適しています。
6. 防音マイクは自作できる?
防音マイクは、家電量販店や一部の楽器販売店、ECなどで購入が可能です。
とはいえ、防音マイクはお金がかかるため、購入を迷っている方もいるのではないでしょうか。そんな場合、自宅にあるものや100円ショップで購入できるものを使用して、手軽に自作することも可能です。できるだけ安価に済む自作防音マイクの材料は、次のとおりです。
- メガホン
- 梱包保護シート
- はさみ
- テープ
まずは、メガホンの中に適当にカットした梱包保護シートを敷き詰めていきます。重ねられるだけ敷き詰めたあとは、マイクを中心に通して完成です。梱包保護シートがない場合は、スポンジやスポンジマットで代用します。
販売されている製品のような機能はありませんが、単純に大きな声を防音するだけであれば一定の効果が期待できます。紹介した作り方以外にもさまざまな方法があるため、自分だけの自作防音マイクを作ってみてください。
シールドが必要な場合は、防音パーテーションや吸音材を設置しましょう。
まとめ
- 防音マイクは、外に漏れる声を抑える効果がある
- 一体型と分離型の2種類がある
- 防音マイクの価格は、性能によって差がある
- 身近なものや簡単に手に入るもので防音マイクを自作できる
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