最終更新: 2026年6月
ALC造の防音性能は、軽量鉄骨造と重量鉄骨造の間に位置します。 遮音等級はL-65〜L-60程度で、生活音が隣室に伝わりやすい構造です。
この記事のポイント
- ALCは建物の構造ではなく軽量気泡コンクリート建材の名称
- ALC造の遮音等級はL-65〜L-60程度
- 日本建築学会の推奨する遮音等級L-40以上には達していない
- SRC造・RC造と比べると防音性能は劣る
- 防音マットなどの追加の防音対策が重要
1.ALC造とは?

ALCは「Autoclaved Lightweight Concrete」の略で、「軽量気泡コンクリート建材」を指します。 建物の構造そのものではなく、建材の種類です。
ALCパネル(板状に成形したもの)は、主にS造(鉄骨造)やRC造(鉄筋コンクリート造)の建物の外壁や間仕切りに使われます。
1-1. ALCの特徴
ALCには以下の特徴があります。
- 無数の気泡を含有しており、通常のコンクリートより軽い
- 通常のコンクリートの約10倍ともいわれる優れた断熱性能
- 不燃材料で燃え広がりにくい
- 建物の軽量化が可能
気泡を含む構造のため、音を吸収する効果もあります。ただし、壁の厚みが薄いため、防音性能はRC造より劣ります。
1-2.ALC造とRC造の違い

ALC造とRC造の主な違いは以下の通りです。
| 項目 | ALC造 | RC造 |
|---|---|---|
| 壁の厚み | 35〜75mm | 150〜200mm |
| 向く建築物 | 小規模住宅 | 中・大規模集合住宅 |
| 価格 | 比較的安い | 高い |
| 防音性能 | やや低い | 高い |
| 断熱性能 | 高い | 普通 |
最大の違いは壁の厚みです。RC造は150〜200mmに対し、ALC造は35〜75mmと薄いため、音が伝わりやすくなります。
2. ALC造の遮音等級

ALC造の防音性能は、軽量鉄骨造と重量鉄骨造の間に位置する程度です。 遮音等級はL-65〜L-60程度とされています。
遮音等級(L値)は数値が小さいほど防音性能が高いことを示します。
| 遮音等級 | 聞こえ方の目安 |
|---|---|
| L-40 | 上階の音がかすかに聞こえる程度 |
| L-45 | 上階の大きな音がわずかに聞こえる |
| L-50 | 子どもの走る音が聞こえる |
| L-55 | 洗濯機の音が聞こえる |
| L-60〜65 | 足音やドアの開閉音が聞こえる(ALC造) |
| L-75 | 生活音がほとんど聞こえる |
L-60〜65は、足音やドアの開閉音が聞こえるレベルです。日常の生活音が隣室に伝わりやすい環境といえます。
3.他の構造との防音性能の比較
建物構造によって防音性能は大きく異なります。 ALC造の位置づけを確認しましょう。
| 構造 | 遮音等級(目安) | 聞こえ方 |
|---|---|---|
| SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造) | L-40〜45 | 外からの音はほぼ軽減される |
| RC造(鉄筋コンクリート造) | L-45〜50 | 子どもの泣き声や走る音は聞こえる |
| 重量鉄骨造 | L-55〜60 | 足音やドアの開閉音は聞こえる |
| ALC造 | L-60〜65 | 足音やドアの開閉音は聞こえるが、軽量鉄骨より軽減 |
| 軽量鉄骨造 | L-65〜70 | 生活音がほとんど聞こえる |
| 木造 | L-75 | 隣室の生活音がかなり聞こえる |
ALC造は木造や軽量鉄骨造よりは防音性能が高いものの、RC造やSRC造には及びません。
4. ALC造のマンションに住む注意点
ALC造のマンションでは、追加の防音対策を検討する必要があります。
4-1. 日本建築学会の推奨は遮音等級「L-40」以上
日本建築学会が推奨する集合住宅の遮音等級はL-40以上です。ALC造のL-60〜65はこの推奨値に達していません。
そのため、ALC造のマンションでは生活音が隣室に伝わりやすいことを前提に、防音対策を講じることが重要です。
4-2. マンショントラブルの1位は騒音トラブル

マンションのトラブルで最も多いのは騒音トラブルです。特に子どもの足音が最多の悩みとなっています。
ALC造のマンションに住む場合は、防音マットの設置など床の防音対策が効果的です。
MUTE 防音専科は遮音等級LL35(ΔLL-6)をマット単体で外部認証機関で取得しています。厚み17.5mmの高密度多層構造で、特許取得済みの衝撃吸収層により足音や生活音を効果的に軽減します。重ね敷き不要で、1枚で防音効果を発揮します。
| 項目 | 防音専科のスペック |
|---|---|
| 遮音等級 | LL35(ΔLL-6) マット単体で外部認証機関が取得 |
| 厚み | 17.5mm(タイルカーペットではトップクラス) |
| 構造 | 特許取得済みの衝撃吸収層(多層構造) |
| 衛生面 | 抗菌・防ダニ加工・エコテックス®スタンダード100取得 |
| 滑り止め | マイベスト比較検証「ズレにくさ」部門1位 |
| 施工性 | カッターでカット可能・床暖房対応(60℃未満) |
よくある質問
Q. ALC造は防音性能が高いですか?
木造や軽量鉄骨造よりは高いですが、RC造やSRC造には劣ります。 遮音等級はL-60〜65程度で、足音やドアの開閉音が隣室に伝わるレベルです。日本建築学会の推奨値L-40以上には達していません。
Q. ALC造とRC造、どちらが防音に優れていますか?
RC造のほうが防音性能は高いです。 最大の違いは壁の厚みで、RC造は150〜200mm、ALC造は35〜75mmです。壁が厚いほど音を遮断しやすくなります。
Q. ALC造のマンションで騒音対策はどうすればよいですか?
床に防音マットを敷くのが最も効果的です。 ALC造は生活音が伝わりやすいため、遮音等級の高い防音マットで足音を軽減しましょう。窓やドアの隙間には防音テープ、壁には吸音パネルの設置も有効です。
Q. ALC造のマンションを選ぶメリットはありますか?
断熱性能の高さと価格の手頃さがメリットです。 ALCは通常のコンクリートの約10倍の断熱性能を持ち、不燃材料で防火性にも優れています。RC造より建築コストが低いため、家賃が抑えられる傾向があります。
まとめ
ALC造の防音性能はL-60〜65程度で、軽量鉄骨造と重量鉄骨造の間に位置します。
- 木造・軽量鉄骨造よりは防音性能が高い
- RC造・SRC造には及ばない
- 日本建築学会の推奨値L-40以上には達していない
- 生活音が隣室に伝わりやすいことを前提に対策が必要
ALC造のマンションに住む場合は、遮音等級の高い防音マットで床の防音対策を行うことが重要です。MUTE 防音専科は遮音等級LL35(ΔLL-6)をマット単体で取得。厚み17.5mmの高密度多層構造で、重ね敷き不要の確かな防音効果を実現します。
ALC造のマンションの防音性をカバーするには、MUTEの防音マット「防音専科」がおすすめです↓
MUTEの防音マット「防音専科」についてもっと知りたい方は↓
MUTE 防音専科って本当のところ買ってよかった?レビューや口コミを調査!
防音についておすすめのブログはこちら↓
最強の防音マットはこれ!1,000人アンケートで分かったおすすめ3選!
防音性が高い建物の構造ランキング!木造、鉄骨造(S造)、RC造、SRC造は何位?
