防音シートおすすめ2選!遮音・吸音シートとの効果の違いや使い方を解説!

防音シートおすすめ2選!遮音・吸音シートとの効果の違いや使い方を解説!

防音グッズを選ぶ際に「防音シート」というものを聞いたことがありますか?

「防音シート」と聞いても、床に敷くものなのか、壁に貼るものなのか、また、防音シートがどんな音を対策してくれるのか、名前的にわかりにくいですよね。

今回は防音シートについて、「吸音シート」「遮音シート」との違いをはじめ、防音シートで防げる騒音、防げない騒音で効果を解説した上で、選び方や使い方、おすすめの防音シートをご紹介します。

 

1. 防音シートとは? 吸音シートと遮音シートとの違い

「防音シート」以外に、「遮音シート」と「吸音シート」という名前も聞いたことがあるのではないでしょうか。「防音シート」「遮音シート」「吸音シート」、自分の部屋に合った防音グッズを選ぶためには、まずこの3つシートの違いを理解する必要があります。

それぞれの関係性から、まずは「遮音シート」について解説しましょう。

  

1-1. 「遮音シート」とは? メリットとデメリット

遮音シートとは

「遮音シート」は、音を反射させる「遮音効果」を持ったシートです。

壁、床などに貼り付けることで、室内で発生した音を跳ね返し、「遮音=音を遮る」ことができます。また、外からの音も同様に反射させ、室内へ音を入れないのが特徴です。

音を外へ漏れ出さずに部屋に留めることがメリットですが、デメリットとしては、内側で発生した音を反射させることで反響が大きくなり、逆にうるさく聞こえてしまう場合があります。つまり、遮音シート単体では大きな防音効果は見込めないのです。 

 

1-2. 「吸音シート」とは? メリットとデメリット

吸音シートとは

「吸音シート」は、音を吸収する「吸音効果」を持ったシートです。

天井や壁、床などに貼り付けることで、室内で発生した反響音を抑制し、「吸音=音を吸収する」ことができます。

吸音シートの素材としては、ポリエステル不織布やグラスウール、ウレタンなどがよく使われ、発生した音を熱エネルギーに変換し、吸収して軽減するという仕組みです。

音を外へ漏れ出さずに軽減できることがメリットですが、デメリットとしては、反響音が少なくなるため、音の響きが大事なジャンルの楽器にとってはかえってデメリットになる場合があります。

 

1−3. 防音シートとは

防音シートとは

「防音シート」は、「吸音効果」と「遮音効果」の両方を持つとされるシートです。 

壁や床などに貼り付けることで、室内の音が外へ漏れるのを防ぎ、外からの騒音が室内に響くのを抑える目的で使用されます。 

ただし、実際に「防音シート」として販売されている製品の多くは、「吸音」または「遮音」のどちらか一方の機能しか備えていません。一般的にはそれらもまとめて「防音シート」と呼ばれているため、ここでも便宜上「防音シート」と表記します。 

 

2. 防音シートの効果は? 防げる騒音、防げない騒音

「遮音効果」と「吸音効果」を備えて、一見万能そうに見える防音シート。

しかし、防音シートにも防げる騒音と防げない騒音があります。

 

2-1. 防音シートで防げる騒音

防音シートで防げる騒音

「防音シート」は、「空気伝播音」と呼ばれる空気中を伝わって耳に届く音の防音に効果があります。高音域の音に対しての防音は得意です。

具体的な防音できる音↓

  • 女性や子供の声
  • ピアノやフルートなどの楽器音
  • ペットの鳴き声
  • スピーカーの音

 

2-2. 防音シートで防げない騒音

防音シートで防げない騒音

「防音シート」は、「固体伝播音」と呼ばれる物体の中を伝わって耳に届く音には、防音効果はあまり期待できません。振動を伴った低い音に対する防音は苦手なのです。

具体的な防音しにくい音↓

  • 工事の音
  • 電車の音
  • 楽器の打鍵音
  • 子供がバタバタと走り回る足音

このような音を改善したい場合は、防振マットなど別の防音グッズが必要です。

 

3. 防音シートの選び方

先にも言った通り、音には空気を伝わる「空気伝播音」と物体を伝わる「固体伝播音」の2種類があります。

この音を知ることによって、どのような防音シートが必要かわかるのです。

ただし、注意しないといけないことがひとつ。実は、同じ物から、「空気伝播音」と「固体伝播音」の2つの音が発生することがあるのです。

 

ピアノから出る音の種類

例えば、ピアノの音だと、以下のようになります。

・ピアノの「音色」は、空気を伝わる「空気伝播音」
 →遮音+吸音の防音対策が必要(防音シートが効果的)

・ピアノの「打鍵音」は、物体の振動によって伝わる「固体伝播音」
 →防振対策が必要(防音シートは効果なし)

上記の例でもわかるように、音の種類によって防音対策を併用することが必要です。

 

4. 防音シートの使い方

音の種類に対して、どのような対策が必要なのかわかったら、次にどの場所に防音シートを使えばいいかを解説しましょう。

先程のピアノの例ですと、以下のようになります。

・ピアノの音色は、外へ音を漏れ出ない対策が必要
→窓やドアの対策(防音隙間テープ)
 壁への対策(防音シート)

・ピアノの打鍵音は、床への防振対策が必要
→床への防音・防振対策(防音シートか防音マット)

よって、「防音シート」が必要なのは、「壁」か「床」になり、他には別の防音グッズが必要だということが分かるのです。

 

5. おすすめの防音シート2選

防音シートとは何か、選び方と使い方が分かったところで、いくつか防音シートをご紹介しましょう。 

 

5-1. 床・壁におすすめ防音シート

床と壁におすすめなのは、東京防音の防音シート「遮音材シャットオンシート」。

「遮音材シャットオンシート」は非常に重量のある薄いシート状の防音遮音材です。 

防音に鉛シートを使うことで音質改善となり、鉛の大きな質量により比較的大きな振動や共振による鳴きも抑制します。

防音性能がありながら、滑り止め機能付きがついている点もポイント。ハサミで自由にカットもできるため施工も簡単です。

【商品情報】

商品名:遮音材シャットオンシート
機能 :遮音・防音・制振
大きさ:1000 × 10000 × 1.5 mm 
価格 :20,000円

 

ただし、壁に取り付ける場合は、粘着などで貼り付ける必要があるため、賃貸物件では原状回復の際に困る可能性があります。  

その場合には「吸音パーテーション」が最適です。壁に立てかけるだけで簡易的な防音壁となり、音の反響を抑え、音漏れを軽減します。  

おすすめは、体感"半分"の音を軽減するMUTEの「吸音パーテーション」です。 

 

5-2. 振動するものに直接貼るおすすめ防音シート

振動するものに直接貼る場合におすすめなのは、日本特殊塗料の「防音一番オトナシート」。

「防音一番オトナシート」は、洗濯機や室外機などの振動を発生させるものに直接貼り付け、振動音を抑えるタイプの防音シートです。

話し声や楽器の音に対する防音効果はありませんが、振動を発生させる物体に貼り付けるだけで振動音を軽減することが可能です。 

【商品情報】

商品名: 日本特殊塗料 防音一番オトナシート
機能 :防音・制振
大きさ:300 × 400 × 1.5 mm
価格 :2,193円(5枚入り)

 

6.まとめ

  • 防音シートは、「遮音効果」と「吸音効果」を備えたシート
  • 遮音シートは、音を跳ね返す「遮音効果」を備えたシート
  • 吸音シートは、音は吸収する「吸音効果」を備えたシート
  • 音には、空気を伝わる「空気伝播音」と、物体を伝わる「固体伝播音」がある
  • 防音シートは、「空気伝播音」には効果的だが、「固体伝播音」にはあまり効果がない
  • 物によっては「空気伝播音」と「固体伝播音」の両方を出す(例:ピアノ)ため、どの音を防音シートで対策するか見極める
  • 対策する場所によっては、防音シート以外の防音グッズで対策する必要があることもある

 

音を最大で“体感半分”まで軽減するMUTEの「吸音パーテーション」なら、防音シートを貼るよりも簡単に壁の防音対策が可能です

吸音パーテーション
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