防音グッズは「騒音の種類」と「対策したい場所」で選ぶのが鉄則です。 合わないグッズを選ぶと、お金をかけても効果を実感できません。
グッズ選びの前提として、騒音には空気伝播音と固体伝播音の2種類があります。
- 空気伝播音:話し声・テレビ音など、空気を通じて伝わる音
- 固体伝播音:足音・物を落とす音など、建物の構造を振動で伝わる音
対策したい音がどちらかを把握すると、適切なグッズを選べます。
また、「遮音」は音を跳ね返して通さない仕組みです。「吸音」は音を吸収して反響を抑える仕組みです。隣室への音漏れ防止なら遮音、室内の反響軽減なら吸音が適しています。
防音グッズ13選の一覧
| 対策場所 | 防音グッズ | 主な効果 | 費用目安 |
|---|---|---|---|
| 床 | ①防音マット / ②防音シート | 足音・物音の階下への伝達を軽減 | 数百円〜数万円 |
| 壁 | ③吸音材・防音パネル | 話し声・楽器音の隣室への漏れを軽減 | 数千円〜数万円 |
| 窓・ドア | ④防音カーテン / ⑤防音テープ | 隙間からの音漏れを軽減 | 数百円〜数千円 |
| 空間 | ⑥防音室 / ⑦吸音パーテーション / ⑧防音テント | 部分的な防音空間を作る | 数千円〜数百万円 |
| 個人用 | ⑨イヤーマフ / ⑩耳栓 / ⑪防音マイク / ⑫防音マスク / ⑬防音スリッパ | 自分の耳や声の防音 | 数百円〜数千円 |
1. 防音マット

マンションの騒音トラブルで最も多いのが足音です。防音マットは床からの音漏れを軽減するグッズで、足音対策の第一選択肢になります。
タイルカーペット(50cm角前後の正方形カーペットを敷き詰めて使う床材)、ジョイントマット、コルクマットなど種類があります。
1-1. 防音マットの主な用途
| タイプ | 素材 | 特徴 |
|---|---|---|
| タイルカーペット | 繊維素材 | 質感・防音性・デザイン性に優れる。全面敷きに最適 |
| ジョイントマット | EVA樹脂 | パズル式で組み合わせて使う。子ども部屋に多い |
| コルクマット | コルク | 安価で設置が簡単。経年劣化しやすい |
1-2. 防音マットの選び方
防音マットを選ぶ際は、厚みだけで判断せず遮音等級(LL値・ΔLL値)を確認しましょう。
- LL値は数値が小さいほど高性能(例:LL35はLL45より優秀)
- ΔLL値は数値が大きいほど高性能(例:ΔLL-6はΔLL-4より優秀)
遮音等級が公表されていない製品は、実際の防音効果がわかりません。「防音」と書いてあっても性能差は大きいため、LL値・ΔLL値が明記された製品を選ぶことをおすすめします。
厚みが大きいほど防音性能が高いとは限りません。素材の密度や構造も性能に影響します。
1-3. タイルカーペットで選ぶなら「MUTE 防音専科」
タイルカーペット型の防音マットでおすすめはMUTE 防音専科です。厚み17.5mmの高密度多層構造で、マット単体で遮音等級LL35(ΔLL-6)を外部認証機関で取得しています。
一般的なタイルカーペットが6〜10mm程度の厚みであるのに対し、防音専科はタイルカーペットではトップクラスの17.5mm。特許取得済みの衝撃吸収層により、高い密度で音と振動を吸収します。
他社製品はフローリングとの組み合わせで遮音等級を測定している場合がありますが、防音専科はマット単体での認証です。重ね敷きが不要で、1枚で防音効果を発揮します。
2. 防音シート / 防音壁紙

防音シートは厚さ1mm程度の薄いシート状の防音グッズです。「防音壁紙」とも呼ばれます。
用途は、床または壁の防音対策です。床には防音マットの下に敷いたり、壁には壁紙のように使ったりできます。
2-1. 防音シートの2つのタイプ
- 遮音シート:音を反射させて軽減する
- 制振シート:振動を抑えて音を軽減する
2-2. 防音シートの注意点
遮音シートは子どもの足音など振動による音には効果が限定的です。単体での使用より、防音マットの下に敷いて併用するのが一般的です。
制振シートは洗濯機・食洗機・室外機の振動音の抑制に向いています。
3. 吸音材 / 防音パネル / 防音ボード

吸音材は音を吸収して音量を軽減するグッズです。スポンジタイプ、パネルタイプ、ボードタイプがあります。
用途は、壁の防音対策です。防音シートより高い防音効果が期待できます。
3-1. 吸音材の主な用途
- 隣室への話し声の漏れ対策
- 楽器演奏の音量軽減
- 在宅ワーク中の通話音対策
- 睡眠環境の改善
3-2. 賃貸での注意点
壁への貼り付けには粘着力の強いテープが必要です。賃貸の場合、はがす際に壁が損傷するリスクがあります。
賃貸で安全に使うには、下地にマスキングテープを貼ってから設置する方法が有効です。吸盤式・フック式の製品や、立てかけるタイプを選ぶのも一つの手です。
4. 防音カーテン

防音カーテンは吸音・遮音素材を使ったカーテンです。ドレープカーテンやレースタイプなど種類があります。
用途は、窓もしくはドアの防音対策です。窓に使用するだけでなく、ドア部分に固定して間仕切りとして活用する方法もあります。
話し声や楽器の音など高音域の空気伝播音に効果を発揮します。
5. 防音テープ
防音テープはドアや窓の隙間を塞いで音漏れを軽減するグッズです。
用途は、窓もしくはドアの防音対策です。隙間から漏れる空気伝播音と、開閉時の固体伝播音の両方に対応できます。
さまざまな色や素材で提供されており、価格は数百円〜数千円程度と手頃です。100均でも購入でき、防音対策の第一歩として最も取り入れやすいグッズです。
6. 防音室 / 防音ボックス / 防音ユニット
防音室は防音素材で組み立てた、人が入れるサイズのボックスです。「防音ボックス」「防音ユニット」とも呼ばれます。
用途は、空間の防音対策です。どんな場所にも防音空間を作れることが最大のメリットです。歌や楽器など大きな音の軽減にも高い効果があります。
6-1. 防音室のデメリット
- サイズが大きく、設置スペースの確保が必要
- 費用が数十万〜数百万円と高額
導入のハードルは高いものの、楽器演奏や配信・録音など本格的な防音が必要な場合には最も効果的な選択肢です。
7. 吸音パーテーション

吸音パーテーションは吸音素材を使ったパーテーションです。囲まれた範囲の話し声や物音を軽減できます。
用途は、空間の防音対策です。防音室だと高額ですが、吸音パーテーションなら数万円程度で購入でき、設置も簡単です。
7-1. 吸音パーテーションの注意点
天井がないため、完全な遮音はできません。話し声が聞こえにくくなる程度と考えましょう。
7-2. おすすめはMUTEの「吸音パーテーション」
MUTEの吸音パーテーションは、体感で音を半分に軽減できます。在宅ワークのWeb会議や通話音の対策に適しています。設置・移動が簡単で、賃貸でも使いやすいのが特長です。
8. 防音テント

防音テントは防音性のある小型テントです。
用途は、空間の防音対策です。パートナーや家族のいびきがうるさい場合に、顔回りを囲むように使用します。隙間があるため完全に音が消えるわけではありませんが、周囲の音を和らげる効果が期待できます。
手軽に設置できる一方、夏場は熱がこもりやすい点に注意が必要です。価格は数千円〜数万円と比較的安価です。
9. イヤーマフ(防音ヘッドホン)

イヤーマフは耳全体を覆う防音具です。「防音ヘッドホン」とも呼ばれます。
用途は、自分の耳の防音対策です。騒音性難聴の予防を目的としたグッズで、工場などの騒音環境での使用が推奨されています。
工場で使う場合は、声掛けを聞き逃さないよう完全遮断ではなく適度に聞こえるレベルを選びましょう。
10. 耳栓
耳栓はイヤーマフに匹敵する遮音性能を持ちながら、携帯性に優れています。
用途は、自分の耳の防音対策です。小さくて軽量なため持ち運びが容易で、就寝時や集中作業時の騒音対策に使えます。
ただし一時的な防音対策に過ぎません。長時間の使用は耳の炎症につながるため、注意してください。
11. 防音マイク

防音マイクは口元が囲われたマイクで、「ミュートマイク」「消音マイク」とも呼ばれます。
用途は、自分の声の防音対策です。自宅でのカラオケやゲーム実況に適しており、声が漏れにくく周囲への影響が少ないのが特長です。有線タイプとBluetooth搭載のワイヤレスタイプがあります。
口の動きが制限されるのがデメリットです。
12. 防音マスク

防音マスクは発する声を軽減できるマスクです。
用途は、自分の声の防音対策です。主にゲーム実況やオンラインゲーム向けに販売されています。カジュアルなデザインが多く、ビジネスシーンには不向きです。
13. 防音スリッパ

防音スリッパはクッション素材で足音を抑えるスリッパです。
用途は、自分の足の防音対策です。手軽に取り入れられますが、防音効果の程度は不明確です。本格的な足音対策には防音マットのほうが効果的でしょう。
14. 予算別で選ぶ防音グッズ
防音グッズは100均から専門メーカーまで幅広い価格帯で購入できます。予算と求める効果に合わせて選びましょう。
| 比較項目 | 100均(ダイソー等) | ニトリ | 専門製品(MUTE等) |
|---|---|---|---|
| 価格帯 | 100〜数百円 | 数百円〜数万円 | 数千円〜数万円 |
| 遮音等級の公表 | なし | 一部あり | あり(外部認証) |
| 主な商品 | 隙間テープ・簡易防振マット | 防音カーテン・タイルカーペット・吸音パネル | 防音マット・吸音パーテーション |
| 向いている場面 | まず試したい・軽微な音対策 | インテリアと両立したい | 確実な防音効果が必要 |
14-1. 100均の防音グッズでできること
100均の防音グッズは、隙間テープや簡易防振マットが中心です。ドアや窓の隙間対策としてはコスパが高い選択肢です。
ただし、遮音等級の公的な認証を取得した製品はありません。本格的な防音が必要な場合には効果が限定的です。
14-2. ニトリの防音グッズでできること
ニトリでは防音カーテン・タイルカーペット・吸音パネルなどが購入できます。お手頃な価格で購入でき、店舗で実物を確認できるのもメリットです。
本格的な足音対策には、遮音等級が明記された専門製品を選ぶとより確実です。
14-3. 専門製品で確実に防音するなら
100均やニトリで効果が足りなかった方には、遮音等級を外部認証機関で取得した専門製品がおすすめです。
MUTE 防音専科(タイルカーペット)
足音対策の本命。マット単体で遮音等級LL35(ΔLL-6)を取得。厚み17.5mmの高密度多層構造で、重ね敷き不要です。抗菌・防ダニ加工、水洗い可能で衛生面も安心。
防音専科の商品ページはこちら→
MUTE 防音専科(ラグタイプ)
部屋の一部だけ防音したい方に。面で敷ける利便性があり、運動用途にも対応しています。
防音専科ラグタイプの商品ページはこちら→
MUTE 防音専科(ピアノ用マット)
ピアノの振動に特化した設計。床への振動伝達を軽減します。
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MUTE 吸音パーテーション
話し声やWeb会議の音漏れ対策に。囲んで使うことで体感で音を半分に軽減。工事不要で賃貸でも使えます。
吸音パーテーションの商品ページはこちら→
撥水カーペット UKU
防音性能に加え撥水機能を搭載。ペットの粗相や赤ちゃんのミルクこぼしにも対応できます。
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防音グッズや防音対策に関するよくある質問
Q. 隣の部屋がうるさいとき、100均でできる防音対策は?
まず窓やドアの隙間を防音テープで塞ぐことから始めましょう。 隙間は音の通り道になりやすく、100均の隙間テープでも一定の効果があります。壁からの音漏れには、吸音パネルの設置が有効です。賃貸の場合はマスキングテープを下地にして壁を傷つけない方法で設置してください。
Q. 100均やニトリの防音グッズはどの程度効果がありますか?
手軽に始められる選択肢として一定の効果があります。 100均の隙間テープはドア・窓の隙間対策にコスパが高く、ニトリの防音カーテンも手軽に取り入れやすいグッズです。まずは手頃なものから試して、効果が足りなければ遮音等級が明記された製品にステップアップするのがおすすめです。
Q. 防音パーテーションの「防音」と「吸音」の違いは?
「防音」は音を通さない仕組み、「吸音」は音を吸収する仕組みです。 パーテーションは主に吸音効果で室内の反響を抑えるものが多いです。隣室への音漏れを完全に防ぐものではないため、購入前に目的を明確にしましょう。
Q. 吸音パネルは壁に使えますか?
壁の防音対策に使えます。 賃貸の場合は、マスキングテープを下地にしてから設置すると壁紙を傷つけずに済みます。
Q. ダイソーの防音マットはどのような用途に向いていますか?
ダイソーにはジョイントマットや簡易的な防振マットがあります。 床に敷いて足音を和らげる用途であれば手軽に試せます。ただし洗濯機の下には専用の防振マットが適しています。子どもの足音など本格的な床の防音には、遮音等級が明記された製品を検討するとよいでしょう。
Q. 賃貸で防音対策をする際の注意点は?
原状回復できる方法で設置することが重要です。 壁に粘着テープで貼る場合は、下地にマスキングテープを貼ると壁紙の損傷を防げます。置くだけのタイルカーペットやパーテーションは、退去時に撤去するだけで済むため賃貸でも安心です。
Q. 吸音材と遮音材はどう使い分けますか?
目的によって使い分けます。 吸音材は音を吸収して室内の反響を抑えるもので、楽器練習や通話環境の改善に向いています。遮音材は音を跳ね返して通さないもので、隣室への音漏れ防止に効果的です。両方を組み合わせると、より高い防音効果が得られます。
Q. 防音グッズを組み合わせると効果は上がりますか?
異なるタイプの組み合わせで相乗効果が期待できます。 「防音マット+防音シート」で床の音漏れを多角的に軽減できます。「隙間テープ+防音カーテン」で窓の音を隙間と面の両方から対策する方法も有効です。
Q. 子どもの足音対策に最も効果的な防音グッズは?
遮音等級の高い防音マットが最も効果的です。 子どもの足音は「軽量床衝撃音」に分類され、防音マットで対策しやすい音域です。子どもはどこを走るか予測できないため、部屋全面に敷けるタイルカーペット型がおすすめです。遮音等級(LL値・ΔLL値)が明記された製品を選びましょう。
Q. 洗濯機の振動音にはどの防音グッズが効果的ですか?
防振マットと制振シートの組み合わせが効果的です。 防振マットは洗濯機の脚の下に敷いて床への振動伝達を抑えます。制振シートは洗濯機の側面に貼って外板の振動を抑えます。役割が異なるため、両方使うとより高い効果が得られます。
まとめ

防音グッズは「場所」と「騒音の種類」で選ぶことが重要です。
場所別の防音グッズ一覧
- 床の防音グッズ:防音マット / 防音シート
- 壁の防音グッズ:吸音材・防音パネル / 防音シート
- 窓の防音グッズ:防音カーテン / 防音テープ
- ドアの防音グッズ:防音カーテン / 防音テープ
- 空間の防音グッズ:防音室 / 吸音パーテーション / 防音テント
- 自分の防音グッズ:イヤーマフ / 耳栓 / 防音マイク / 防音マスク / 防音スリッパ
まずは100均の防音テープやニトリの防音カーテンで手軽に始めてみましょう。効果が不十分なら、遮音等級が明記された専門製品を検討するのがおすすめです。
マンションで最も多い足音対策には、遮音等級LL35(ΔLL-6)をマット単体で取得したMUTE 防音専科が適しています。厚み17.5mmの高密度多層構造で、重ね敷き不要の確かな防音効果を実現します。
*1 吸音率82%は2000Hz帯域での測定値です。遮音等級(LL35)とは異なる指標であり、周波数帯域によって値は変動します。
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