トイレの音漏れは、隙間対策と壁の防音で大幅に軽減できます。 DIYなら1万〜3万円台、リフォームなら17万〜43万円が目安です。
1. トイレで発生する音とうるさくなる原因

トイレから出る音は、主に次の3つです。
- トイレタンク内への給水音
- 便器内に水が流れる音
- 用を足すときの音
1-1. トイレタンク内への給水音
トイレタンクへの給水時に大きな音が出るケースがあります。考えられる原因は、主に次の2つです。
- 水圧の問題
- 水位調節計の問題
水圧が高いと、水がタンクに勢いよく流れ込み、大きな音が発生します。反対に水圧が低すぎる場合も、タンク内部の部品が適切に動作せず音が出ることがあります。
また、タンク内の水位調節計が故障していると、水位が適切に調整されません。水があふれ出して大きな音が出る場合もあります。
1-2. 便器内に水が流れる音
水圧が強い場合、水が流れるときに大きな音が発生します。 また、トイレの水道管が古くて劣化している場合も、水の流れが乱れて大きな音の原因になります。
水を流した際に異常な音がする場合は、便器の排水口や排水管の詰まりが原因の可能性もあります。
1-3. 用を足すときの音
用を足すときに音が大きくなる原因は、尿が水面に直接当たるためです。水面は音を反射しやすく、衝撃音が大きくなります。
2. トイレの防音リフォーム
トイレの音が家族の睡眠を妨げたり、近隣からクレームが来たりするケースもあります。ここでは、トイレの防音リフォームの方法を解説します。
2-1. 壁に防音材を取り付ける
トイレの壁に防音材を入れ込むリフォームです。代表的な素材は以下の2つです。
- グラスウール
- ウレタンスポンジ
どちらも吸音効果があり、壁や天井の内側に入れ込むことで防音効果を発揮します。 遮音性の高い石膏ボードや壁紙と組み合わせると、より効果が高まります。
費用の目安は、材料費と施工費込みで1万5,000円〜20万円です。
2-2. 防音ドアを設置する
防音ドアは、音を遮断するために設計された気密性の高いドアです。通常のドアにはない素材や構造が使われており、防音性が高いのが特徴です。
ただし、ドア自体が重くなるため開閉がしづらくなります。費用は10万〜25万円が目安です。
2-3. 消音タイプのトイレに交換する
トイレのタンクが大きいほど、水が流れるときの音は大きくなる傾向があります。 水の音が気になる場合は、節水型やタンクレスのトイレへの交換も選択肢です。
タンクレストイレへのリフォーム費用の目安は以下の通りです。
| 工事内容 | 費用の相場 |
|---|---|
| トイレ本体費用 | 20〜30万円 |
| 既存の便器の撤去作業 | 1〜2万円 |
| 新規設置費用 | 2〜3万円 |
| 床張り工事 | 1〜8万円 |
| 天井や壁紙工事 | 2〜5万円 |
| 合計 | 26〜48万円 |
節水型・タンクレストイレは、十分な水圧が確保できないケースもあるため、事前に確認が必要です。
3. トイレのDIY防音グッズ
トイレの防音対策はDIYでも可能です。手軽に設置できる防音グッズを紹介します。
3-1. 防音シート

壁からの音漏れを防ぎたい場合に有効です。音を吸収・遮音し、外部への音漏れを軽減する効果があります。
壁の寸法に合わせてカットし、両面テープや接着剤で貼り付けるだけで設置できます。
3-2. 防音テープ

トイレのドアに隙間がある場合は、クッション付きの防音テープで隙間を埋めましょう。 2mのものが100円程度から購入できます。
完全に音漏れを防ぐことは難しいため、簡易的な対策としての活用がおすすめです。
3-3. 防音カーテン

遮音・吸音効果のある素材を使ったカーテンです。通常は窓に設置しますが、トイレのドア前に吊すことで防音効果が期待できます。
突っ張り棒を活用すれば工事は不要です。価格は3,000円〜1万円程度です。
3-4. 音消し装置
用を足すときの音を軽減するなら、音消し装置がおすすめです。 後付けタイプなら2,000〜3,000円台で購入でき、手軽に設置できます。
3-5. 吸音パネル

音を吸収して外部への音漏れを軽減するグッズです。壁に貼ることで、水を流す音などを吸収します。
30cm四方のサイズで1枚あたり500〜1,000円台で購入可能です。大がかりなリフォームをしたくない方に向いています。
4. リフォームと防音DIYの比較
リフォームとDIYの費用を、一般的なトイレの大きさを前提に比較しました。
4-1. リフォームの場合の費用
防音壁の設置:
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 防音材(グラスウール等) | 5,000〜10,000円/m² |
| 防音パネル(石膏ボード等) | 3,000〜8,000円/m² |
| 工事費用 | 20,000〜50,000円 |
| 小計 | 120,000〜280,000円 |
防音ドアの交換:
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| ドア本体 | 30,000〜100,000円 |
| 取り付け工事費用 | 20,000〜50,000円 |
| 小計 | 50,000〜150,000円 |
リフォーム合計:170,000〜430,000円
4-2. DIYの場合の費用
| グッズ | 費用 |
|---|---|
| 防音シート(4m²の場合) | 4,000〜12,000円 |
| 防音テープ | 1,000〜3,000円 |
| 吸音パネル(4枚の場合) | 8,000〜20,000円 |
| 合計 | 13,000〜35,000円 |
4-3. 費用の比較
| 方法 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| リフォーム | 170,000〜430,000円 | プロ施工で高い防音効果 |
| DIY | 13,000〜35,000円 | 手軽で低コスト |
リフォームはプロの施工による高い効果が期待できますが、コストがかかります。DIYはコストを抑えつつ対策できますが、効果には限界があります。予算と求める防音レベルに応じて選びましょう。
トイレの防音に関するよくある質問
Q. トイレの音漏れはどのくらい聞こえていますか?
A. トイレの水を流す音は約60〜70dBで、隣室には壁やドアを通して減衰した状態で伝わります。 ドアの隙間や壁の薄さによって聞こえ方は大きく変わります。
Q. 賃貸でもできるトイレの防音対策はありますか?
A. 防音テープと防音カーテンの組み合わせが手軽です。 ドアの隙間を防音テープで埋め、ドア前に防音カーテンを吊すだけで音漏れを軽減できます。どちらも原状回復しやすい方法です。
Q. トイレの音漏れで最も効果的な対策は何ですか?
A. ドアの隙間を埋めることが最も費用対効果の高い対策です。 トイレの音漏れの多くはドアの隙間から発生しています。隙間テープだけでも体感できる差が出ることがあります。
Q. 音消し装置と防音対策はどちらを優先すべきですか?
A. 目的によって異なります。 用を足すときの音が気になるなら音消し装置が直接的です。水を流す音や給水音が気になるなら、壁やドアの防音対策を優先しましょう。
まとめ
トイレの音漏れは、原因に合った対策を選ぶことで軽減できます。
- トイレの主な騒音は、給水音・水が流れる音・用を足すときの音の3つ
- タンク内の水圧や部品の故障が原因の場合は、まず修理を検討する
- DIYなら13,000〜35,000円で防音テープ・防音シート・吸音パネルを使った対策が可能
- リフォームなら170,000〜430,000円でプロによる本格的な防音が可能
- まずドアの隙間を埋めることから始めるのがおすすめ
「トイレの音が気になるからなんとかしたい」
と思われているのではないでしょうか?
そこで今回は、トイレの騒音への対処法を詳しく解説した上で、防音リフォームと防音グッズのコスト比較もご紹介しましょう。
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